出版社内容情報
今年(1875年7月31日生まれ)、生誕150年を迎える柳田國男。柳田は民俗学者としてつとに知られている。だが、柳田は何のために、各地の風俗や慣習、民間説話、生活などの資料を集めたのだろうか。それは単純な収集癖というものではなく、日本が近代化していくなかで失っていった「伝統」という叡智への哀惜と、文化を保守することを忘れた社会への怒りによるものであった。しかし柳田は、後年になるほどその志を表面には表さなくなっていった。そこに秘められた思いは、読者が読み解かねばならない。一体、柳田は何を守ろうとし、何を変えようとしたのか。ひいては、日本とは何かという問い、及び、世界とどこで通じているのだろうか。本書では、柳田が残した主な8つの文章(遠野物語、石神問答、時代ト農政、大嘗祭に関する所感、明治大正史世相篇、日本の祭、先祖の話、海上の道)を読み解きながら、諸問題を考察する。
【目次】
内容説明
生誕百五十年記念に「柳田國男」を読む!柳田は何を守ろうとし何を変えようとしたのか。彼が残した主な8つの文章を読み解きながら徹底的に考察する。
目次
一 遠野物語
二 石神問答
三 時代ト農政
四 大嘗祭に関する所感
五 明治大正史世相編
六 日本の祭
七 先祖の話
八 海上の道
九 柳田國男と柳宗悦
十 柳田國男と黒潮文明
著者等紹介
小野耕資[オノコウスケ]
1985年(昭和60年)神奈川県生まれ。青山学院大学大学院文学研究科博士前期課程修了(日本近代史専攻)。雑誌『維新と興亜』副編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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