出版社内容情報
MLBのスーパースター大谷選手やNPBを代表する山本投手らが入団して大きな話題となっているロサンゼルス・ドジャーズを手がかりとして、大リーグにおける都市と球団との濃密な繋がりから北米球界の全体像を知ることができるファン必読の本。
内容説明
スーパースター大谷翔平選手が入団して話題となったロサンジェルス・ドジャーズを手がかりに、大リーグにおける都市と球団との濃密な繋がり、そして北米球界の全体像を探る。
目次
第1章 ドジャーズとライバル球団の関係
第2章 サンフランシスコ都市圏
第3章 東海岸大都市圏
第4章 春と夏の祭典
第5章 市民と球団
第6章 都市と球団
第7章 球団の移転、拡張、対象地域
第8章 都市部の変遷と野球場
第9章 球団の宣伝と運営
第10章 球界再考
著者等紹介
宇佐見陽[ウサミヨウ]
1959年東京都生まれ。立教大学経済学部卒業。企業勤務のかたわら野球の研究、執筆活動を行う。これまで訪問した大リーグ球団の本拠地球場数は53(旧球場、新球場を別に数えるため球団数の30より多い)。アメリカ学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
都市の変遷と深く結びつく大リーグ野球 都市文化史を読み解くレンズ 球団誘致のための努力 同一地区同士の対戦に見るライバル意識 一都市内二球団制 都市部貢献度への疑問 再生可能エネルギーと命名権 球場の形状・立地と歴史 焼き畑都市から都心回帰へ 球場内のファンと選手の関係 本拠地の変遷と球団分布の広域化 富裕層の多い郊外を対象化 進む球団の国際化 低視聴率と地元回帰 大谷の異例の契約金 無利子で九七%の後払い 容姿の良さが企業からの高評価 カリフォルニア州内球団との火花 観客動員数の低迷が移転の要因2025/04/13
Nunca Me Rindo
0
タイトルにドジャースが入るのは、1950年代の同球団とジャイアンツの西海岸移転が第一章のため。それ以外はロサンゼルスはあまり関係なく米国の各都市と球場についてがメイン。 最終章に書いてあったが、一時的ブームと時代の流れを読み間違えないことが重要。日本の野球場は無機質な密閉型ドーム球場が乱立しているが、これは米国の一時的なブームに遅ればせながら乗っかったもの。 出来れば日本国内全ての野球場で横浜スタジアムみたいな綺麗な夕焼けが見られるようになってほしい。2025/07/04