出版社内容情報
2021年2月の国軍によるクーデター以降、多くの市民に甚大な被害が出ているビルマ(ミャンマー)。国軍と闘い続ける市民による新しい民主的ビルマは実現するのか。ビルマ近現代史研究者として40年以上この国を見つめ関わってきた著者が、素朴で豊かな人々の日常や文化を心温まるエッセイで描きながら(第Ⅰ部)、現在に至るまでビルマが抱え続けている負の歴史と現実を伝え、日本をはじめとする国際社会の役割を問う(第Ⅱ部)。
内容説明
素朴で豊かな人々の日常と、国軍の圧政と闘う人々の日常。ビルマ(ミャンマー)研究ひとすじ40年の著者が、いま伝えたいこと。
目次
第1部 ビルマを学ぶ、ビルマから学ぶ(ビルマ留学の残照―ウー・サーミー父子の思い出;成田に着いたら別れてあげます;あるビルマ人弁護士の思い出;トイレ使用は課長決裁;「馬車運」の悪い留学生 ほか)
第2部 ビルマのいま、ビルマの未来(アウンサンスーチーの生き方―心に自由の砦を;ビルマ民主化への道のり―議会に入ったアウンサンスーチー;ビルマ民主化の行方―道義的強さで国民と連帯;危機のなかのビルマ―機能しない仲裁外交から標的制裁へ;クーデター後のビルマ―Z世代による未来志向の抵抗 ほか)
著者等紹介
根本敬[ネモトケイ]
1957年生まれ。上智大学総合グローバル学部教授。専門はビルマ近現代史。国際基督教大学卒業、同大学院博士後期課程中退(文学修士)。東京外国語大学教授を経て2007年より上智大学外国語学部教授、2014年より現職に異動。2023年3月定年退職。同年4月より名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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