誤解だらけの「ギャンブル依存症」―当事者に向き合う支援のすすめ

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電書あり

誤解だらけの「ギャンブル依存症」―当事者に向き合う支援のすすめ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月24日 23時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 168p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779128295
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0036

出版社内容情報

だらしない病気だ、犯罪者だ、責任感がない――

世間の差別・偏見がつきまとうギャンブル依存。



ギャンブル依存症という共通の病気があり、

医療と自助グループにつなげれば解決だ、という従来の対応に

異議をとなえ、目の前の現象(ギャンブル行動)に惑わされず、

その人の生活歴・成育歴・家族歴などから複合的な背景を見つめ、

楽しみも取り入れながらその人に合った個別的・長期的な人生支援を

提案する。

日本で初めてギャンブル依存の人を支える施設

(認定NPO法人ワンデーポート)を作り支え続けた著者が、

20年以上の活動の中で多くの当事者に関わりながら得た実感とは。

事例紹介と専門家との対話から望ましい支援のあり方を考える。



【目次】

第1章 従来の方法では苦しむ人がたくさんいる!

第2章 さまざまな当事者と家族のケース

第3章 専門家(児童精神科医、東京都自閉症協会 前理事長 など)

                            との対談

内容説明

「ギャンブル依存症」という共通の病気があるわけではない。問題の背景は個別で多様!目の前の現象に惑わされず、生活歴・成育歴・家族歴などから複合的な背景を見つめ、楽しみも取り入れながら個別的・長期的な人生支援を提案。

目次

第1章 病気という思い込みや診断で苦しむ人がたくさんいる(「依存症は病気」だと考えていた活動初期(2000年~2005年頃)
発達障害や知的障害がある人に向きあった変革期(2005年頃~2012年頃)
暮らし・仕事・余暇の視点に基づく個別支援へ(2012年~2020年頃)
コロナ禍での変化の時期(2020年~2022年頃)
どのように向きあえばよいのか)
第2章 さまざまな当事者と家族のケースから考える(若者のケースと家族支援;女性のケース―ハラスメントとの関係;知的障害のケース;家族からの相談のケース)
第3章 専門家との対談(人生を変えてやろうなんておこがましい―児童精神科医・朝倉新さん;関わりの基本は「本人理解」―東京都自閉症協会前理事長・今井忠さん;不動産業は人生支援―不動産業・小野寺正夫さん;ただともに「ある」こと―社会福祉職・大橋俊弘さん;障害制度を利用するデメリットも大きい―研究者・宮永耕さん)
特別寄稿―物質使用障害の常識を安易に持ち込まないで(篠原菊紀)

著者等紹介

中村努[ナカムラツトム]
NPO法人ワンデーポート理事、施設長。1967年生まれ。学生の頃からパチンコにのめり込む。大学を卒業後、私立高校の非常勤講師に就くが、競馬や非合法のギャンブルにハマり、生活破綻。約5年失踪生活。29歳のとき、自助グループに参加し、ギャンブルをやめる。2000年にワンデーポートを設立。好きなことは写真を撮ること、ランニング、ボウリング、森高千里のライブに行くこと

高澤和彦[タカサワカズヒコ]
精神保健福祉士、浦和まほろ相談室代表。1963年生まれ。埼玉県職員として勤務し、埼玉県立精神医療センターで依存問題を担当。2007年浦和まほろ相談室開設。精神保健福祉センターなどで依存問題の助言者、家族教室講師、相談員、研修講師等を務めている。ワンデーポート家族相談担当。依存の問題の支援に携わる人たちの勉強会代表。好きなことは、旬の農産物買い出し、ランニング、坂道系アイドル番組を観ること

稲村厚[イナムラアツシ]
司法書士。1959年生まれ。ギャンブルに問題がある人の日本で初めての支援施設・NPO法人ワンデーポートの設立からかかわり、現在、理事長。NPO法人リカバリーサポート・ネットワーク理事。精神保健福祉センター等において家族教室講師、個別相談を担当。日本大学法学部卒業。南山大学人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了。1997年全国青年司法書士協議会会長。日本司法書士会連合会理事、神奈川県司法書士会専務理事を歴任。好きなことは、50年以上、プロ野球阪神タイガースのファンを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

納間田 圭

124
問題は…ギャンブルの存在が僕らの日常に欠かせないものになっている事。考えてみたらギャンブルや賭け事をするのは…人だけ。他の動物はやらない。じゃ…何で人はそれをやるのだろうか?。そんな事を考えても…仕方ないし何も始まらない。頭のいい人間が儲けるために考えた人々を破滅に導くギャンブル。「病気なんだから仕方ない」ってことで…括ってしまうのは乱暴だと思う。本当に…仕方ないのだろうか?。それを言い訳して、頑張って生きている人々の援助がある事を援助される側は知っているのだろうか?言いたいことは…絶えない絶えない2022/10/05

こばまり

49
病名で一括りにしてしまうと、キュアとケアが画一的になり効果が期待できないとの主張だが、生活歴や生育歴、障害の有無等が大きく作用しているのが容易に想像できる当依存の場合、そりゃカスタマイズして当然だろうとあっさり納得してしまうのは私が門外漢だからか。2022/07/24

香菜子(かなこ・Kanako)

22
誤解だらけの「ギャンブル依存症」;当事者に向き合う支援のすすめ。中村 努先生、高澤 和彦先生、稲村 厚先生の著書。ギャンブル依存症の当事者に対して上から目線で偉そうにお説教したり批判したり軽蔑したりしても何も解決しない。ギャンブル依存症の当事者に対して上から目線で偉そうにお説教したり批判したり軽蔑するのではなくて心に寄り添って専門家の力を借りながら支援をすること。2023/08/18

kanki

13
発達障害という視点からのギャンブル、人物理解と対応。勉強になった2023/03/14

Asakura Arata

7
ワンデイポートの歴史が俯瞰できて面白い。やはりそれぞれの方に寄り添ってなんぼのことかと思う。当たり前だが。 小生のインタビューも載せていただいている。2022/06/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19701344
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。