出版社内容情報
19世紀前半、ナポレオンや皇太子の風刺版画家として
一世を風靡した後、ディケンズ等の挿絵画家として活躍した
ジョージ・クルックシャンク(1792?1878)。
クルックシャンクの生涯を作品とともに紹介する初めての本!
図版多数!!
クルックシャンクの風刺画から当時のロンドンの風俗も読み解きます。
内容説明
19世紀前半、ナポレオンや皇太子の風刺版画家として一世を風靡した後、ディケンズ等の挿絵画家として活躍したジョージ・クルックシャンク(1792~1878)。クルックシャンクの生涯を作品とともに紹介。クルックシャンクの風刺画から当時のロンドンの風俗も読み解きます。
目次
第1部 ジョージ・クルックシャンク―ヴィクトリア朝の愛すべき挿絵画家(風刺版画の時代―若きクルックシャンク;挿絵画家の時代―クルックシャンクとウィリアム・ホーン;クルックシャンク最後の時代―クルックシャンクと禁酒運動)
第2部 クルックシャンクのロンドン(労働者階級;ごみ処理人;ウォッチマン(夜警)
辻音楽師(Street musician)
召使(Servant)
子供の学校
煙突掃除夫(Sweep)
四つ辻掃除人(Crossing Sweeper)
松明持ち(Linkboy)
労働者の食事
労働者の賃金)
著者等紹介
清水一嘉[シミズカズヨシ]
愛知大学名誉教授。英文学、英国文化史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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志村真幸
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19世紀イギリスの風刺画家であるジョージ・クルックシャンクの伝記的研究書だ。 その生涯を三期に分けて紹介しつつ、画業が分析されていく。おそらく日本でクルックシャンクを扱った専門書はほかにないため、たいへん貴重な内容となっている。 大量に絵が収められているのが嬉しい。見ているだけでも楽しい。 政治への風刺が鋭く、社会の腐敗や貧困もえぐりだされている。さすがにやりすぎではないかと思われたり、明らかに偏ったりしている絵が多いのも、クルックシャンクの人柄を思わせておもしろい。2022/03/29
kaz
0
風刺は面白そうだが、図版が小さいのが難。尤も、作品よりもその生涯を紹介するのが主なのでやむを得ないか。図書館の内容紹介は『19世紀前半、ナポレオンや皇太子の風刺版画家として一世を風靡した後、ディケンズ等の挿絵画家として活躍したジョージ・クルックシャンク。その生涯を作品とともに紹介し、彼の風刺画から当時のロンドンの風俗も読み解く』。 2021/02/16
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