出版社内容情報
「グリム童話」研究者による、
これまで訪れた外国での特徴ある人びととの出会い、
様々な「出来事」をまとめた紀行文。
内容説明
人生=長い旅路の果て。ひとはある日突然現われ、そして去っていく。「生きること」を肯定するなら、毎日を楽しく過ごすに越したことはない。でも、そんな単純なことがどうしてむずかしいのだろう。そのためには、きっと一生懸命生きようとする努力が必要なのだ。そして「幸福」というのはその努力のことなのかもしれない。
目次
遠い記憶―ヴォルプスヴェーデ村にて
メルヘン街道―ハイルマン夫妻の思い出
イギリスの片田舎―ジェームズ・ロイド・カーとの日々
夢紀行ギリシャ 一九八七年
白い日々の彼方に 一九七〇年一月
白夜のオタワで
ビバ・メヒコ!―革命記念日の頃 一九八六年
列車で行くオーストラリア
インドの夢
幻想の都―イラン 一九七五年
ある日、ほほ笑みの国で
北京からタイへ
中国旅行
著者等紹介
金成陽一[カナリヨウイチ]
獨協高校、獨協大学外国語学部を経て日本大学大学院独文博士課程満期退学。尚美音楽短期大学専任講師、いわき明星大学人文学部日本文学科教授、ポップカルチャー学会会長、獨協大学、中央大学兼任講師等歴任。現在はすべて引退し大妻女子大学、日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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