内容説明
“コモンズの悲劇”に直面するグローバル社会の出口は!?GAFAなどのデジタル・プラットフォーマーによってもたらされている持続不可能な天文学的な格差拡大の行方…。資源を管理する効率性は市場でも政府でもなく、コミュニティが補完的役割を果たすシェアリング・エコノミーが最も効果的だ。コモンズの開放によって、国境を越えるネットワーク上の権力が、フランス革命以来の宿題であった多数派による専制を克服する。
目次
国際関係の理論
グローバル・コモンズ―共通の安全保障
侵略と植民地支配
戦争犯罪
グローバル・リスク
人権・人道の諸問題
危機に瀕するブレトンウッズ体制
開発援助
貿易体制
リージョナル・コモンズ―地域統合
グリーバル・コモンズ―地球環境保全
グローバリゼーション
グローバル・コモンズ―シェアリング・エコノミー
多数派にほる専制の克服
著者等紹介
森彰夫[モリアキオ]
ハンガリー政府給費留学、学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得満期退学、学習院大学博士号(政治学)授与、ライオグランド大学(米国大学)日本校国際関係学科専任講師、海外経済協力基金開発援助研究所、国際協力銀行開発第3部、玉川大学経営学部非常勤講師、JICAキルギス共和国事務所企画調査員、東北公益文科大学公益学部教授、エトヴェシュ・ローランド大学社会科学学部(ハンガリー)客員教授を経て、大和大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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