出版社内容情報
日本「プロ野球」創生物語。
彩流社より刊行した『追憶の日米野球』『追憶の日米野球Ⅱ』
に続く野球史本。
昭和10年、11年の野球界とそれをとりまく背景……
球団が続々と結成され、「日本職業野球連盟」が発足、
最初のリーグ戦が行われていた時代。それは「迫りくる戦時体制」
によって「野球」自体が後景に退きかねない時代でもあった。
内容説明
日本「プロ野球」の創生。『追憶の日米野球』『追憶の日米野球2』に続く渾身の野球史書。昭和10年、11年の野球界とその背景。球団結成、日本職業野球連盟発足、最初のリーグ戦へ。そして本書には「戦争」へと突き進む国家体制が強く意識されている。
目次
第1章 東京巨人軍につづく職業野球団結成の胎動(幻の「日本野球協会」;東京巨人軍、全国転戦へ;名古屋で新職業野球団結成への胎動 ほか)
第2章 職業野球団続々と誕生(昭和十一年初頭のうごき;戦時体制への道(1)国防婦人会
戦時体制への道(2)軍縮会議退席 ほか)
第3章 待ち遠しい球春(関西で初のプロ球団同士の試合;金鯱軍の意気込み;大東京軍の選考試験 ほか)
著者等紹介
中西満貴典[ナカニシミキノリ]
1953年生まれ。愛知県豊橋市出身。名古屋大学工学部応用化学科卒業。名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。博士(学術)。(株)富士電機製造を経て、愛知県立岡崎高等学校、岐阜市立女子短期大学などで教鞭を執る。思想史・野球史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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