個人的なことと政治的なこと―ジェンダーとアイデンティティの力学

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個人的なことと政治的なこと―ジェンダーとアイデンティティの力学

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779123184
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0030

出版社内容情報

一橋大学リレー講義「ジェンダーから世界を読む」

書籍化第4弾!



私的領域と切り捨てられてきたものを、

公的な議論の場に引きあげた第二派フェミニズム。

その意義を原点に立ち返って考える。



キャロル・ハニシュのエッセイタイトルにして、

第二派フェミニズム(1960-70年代)の運動を象徴する

スローガンとなった「個人的なことは政治的なこと」。

当時、そして現在の私たちに、

この言葉が意味するものとは何なのか?

ジェンダー、社会、そして個人の生き方との関わりを、

さまざまな角度から13人の研究者が検討する。

巻末には、

キャロル・ハニシュ「個人的なことは政治的なこと」

(ハニシュ本人による序文、訳者解題を付す)を収録。

井川 ちとせ[イガワ チトセ]
一橋大学言語社会研究科教授。
著訳書等に
「テクスト 良心がわたしたち皆を
主体にする--アルチュセールの
主体化/隷属化(サブジェクション)〔含 解題〕 」
(Judith Butler著、井川ちとせ訳、竹村和子)
(所収『現代思想 2000年12月、特集=ジュディス・バトラー
-ジェンダー・トラブル以降』、青土社、2000年)、
『ジェイムズ ジョイス ペンギン評伝双書』
(エドナ・オブライエン著、井川ちとせ訳、
岩波書店、2002年)、
「ジェンダー・アイデンティティという虚構」
(所収『ジェンダーから世界を読む?』、明石書店、
2008年、「20世紀転換期イギリスの事務職員と〈男らしさ〉」
(所収『ジェンダーと社会?男性史・軍隊・
セクシュアリティ』、木本喜美子・貴堂嘉之 編、旬報社、
2010年)、
「一九世紀イギリスの選挙法改正と〈男らしさ〉の定義」
(所収『ジェンダー表象の政治学?ネーション、階級、植民地』
、中井亜佐子…

中山 徹[ナカヤマ トオル]
一橋大学言語社会研究科教授。
著訳書等に
「性的差異の二律背反―カント、フロイト、
ラカン派精神分析」(所収『ジェンダーと「自由」
?理論、リベラリズム、クィア』、
三浦玲一・早坂静 編著、彩流社、2013年)、
「理性使用の性的差異 『三ギニー』あるいは
ヴァージニア・ウルフ版「啓蒙とは何か」」
(所収『言語社会  特集 マルクス主義批評の現在』、
一橋大学大学院言語社会研究科紀要編集委員会 編、
一橋大学大学院言語社会研究科、2013年3月)、
『ジョイスの反美学  
モダニズム批判としての『ユリシーズ』』
(単著、彩流社、2014年)、
『ジジェク、革命を語る  不可能なことを求めよ』
(スラヴォイ・ジジェク 著、パク・ヨンジュン 編、
中山徹 訳、青土社、2014年)、
「分配的正義から交換的正義へ―「我が家の楽園」
としてのコミュニズム」
(所収『ジェンダーにおける「承認」と「再分配」
格差、文化、イスラーム』、…

内容説明

生活圏、家庭、性…私的領域と切り捨てられてきた問題を、公的な議論の場に引きあげた第二波フェミニズム。その運動を象徴したスローガンは当時の人びと、そして現在の私たちに何を意味するのか?原点に立ち返って考える。一橋大学リレー講義「ジェンダーから世界を読む」が見つめるもの。キャロル・ハニシュのエッセイ「個人的なことは政治的なこと」を併録。

目次

第1部 ジェンダーをめぐる理論とその再検討(「個人的なことは政治的なこと」の意味するところ―その誤解に次ぐ誤解について;性差と種差―動物たちとの共生とジェンダーの問い;現代中国における農村女性の個人化とジェンダー問題;ジェンダーと人権の切分法―崔洋一と新城兵一の「辺野古」 ほか)
第2部 国家体制とジェンダー表象―アメリカ、アイルランド、フランス(リベラル・リアリズムとしてカーヴァーの短編小説を読む;結婚という政治―『すべての王の臣』における「結婚」;「金ぴか時代」の「顕示的消費」と女性―『歓楽の家』におけるミス・リリーの戦略と失敗;「アルバート・ノッブズ」と“無”―ジョージ・ムアの性の戦略 ほか)

著者等紹介

井川ちとせ[イカワチトセ]
一橋大学大学院社会学研究科教授。専門分野は英文学。主な業績「リアリズムとモダニズム―英文学の単線的発展史を脱文脈化する」『一橋社会科学』第7巻別冊、2015年

中山徹[ナカヤマトオル]
一橋大学大学院言語社会研究科教授。専門分野は英文学。主な業績『ジョイスの反美学―モダニズム批判としての『ユリシーズ』』細流社、2014年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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