メイキング・オブ・アメリカ―格差社会アメリカの成り立ち

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メイキング・オブ・アメリカ―格差社会アメリカの成り立ち

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779122682
  • NDC分類 253
  • Cコード C0022

出版社内容情報

アメリカ先住民研究の第一人者が描いた、

アメリカの不平等社会の成り立ち!



もっとも貧しく、もっとも不健康な

アメリカのどん底のインディアン社会から

アメリカを照射すると、

そこから見えてきたのは、憧れの国として著者を誘った

自由と平等と民主主義のアメリカではなく、

不自由で不平等で非民主的なアメリカの姿だった。



アメリカの幸福と豊かさは、インディアンや黒人の不幸に

よって購われ、アメリカほど「他人の不幸は我が身の幸福」

の構造を、短期間でかつ大規模に見せつけた国は少ない。



本書は、章を追って、白人とインディアン、

ピューリタンと非ピューリタン、黒人奴隷と南部貴族、

ワスプとマイノリティ、資本家と労働者、

持てるものと持たざるものに光をあて、

両者の格差を明瞭に示す。



アメリカ先住民研究者であり、マイノリティを見つめてきた

著者だからこそ描けたアメリカ史!



※ 本書を読めば、現在のアメリカの格差社会が、

突然出来上がったものではないことが実によく分かります。

今のアメリカを知るための必読書!

●第1章 アメリカ先住民の受難

他人の不幸は我が身の幸福のアメリカ



●第2章 ピューリタンの神話と真実



●第3章 黒人奴隷と「南部貴族」のアメリカ



●第4章 西部開拓物語



●第5章 移民国家アメリカ



●第6章 金ぴか時代の天国と地獄



●第7章 アメリカの世紀の光と陰

阿部 珠理[アベ ジュリ]
あべ・じゅり
立教大学社会学部現代文化学科教授。
福岡市生まれ。立教大学社会学部卒業後、
カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)
大学院修了。博士(比較文明学)。
専攻はアメリカ先住民研究。
主著に
『聖なる木の下へ アメリカインディアンの魂を求めて』
(角川ソフィア文庫)、
『アメリカ先住民の精神社会』(NHK 出版)、
『アメリカ先住民 民族再生へ向けて』(角川書店)、
『大地の声 アメリカ先住民の知恵のことば』
(大修館書店)、
『ともいきの思想
自然と生きるアメリカ先住民の「聖なる言葉」』
(小学館101 新書)、
『NHK カルチャーラジオ 歴史再発見
アメリカ先住民から学ぶ その歴史と思想』(NHK 出版)
など多数。

内容説明

アメリカ先住民研究の第一人者が描いた、不自由で不平等で非民主的なアメリカの姿!白人とインディアン、ピューリタンと非ピューリタン、南部貴族と黒人奴隷、ワスプとマイノリティ、資本家と労働者、持てるものと持たざるものに光をあて、両者の格差を明瞭に示す。アメリカ先住民研究者であり、マイノリティを見つめてきた著者だからこそ描けたアメリカ史!

目次

第1章 アメリカ先住民の受難―人の不幸は我が身の幸福のアメリカ
第2章 ピューリタンの神話と真実
第3章 黒人奴隷と「南部貴族」のアメリカ
第4章 西部開拓物語
第5章 移民国家アメリカ
第6章 金ぴか時代の天国と地獄
第7章 アメリカの世紀の光と陰

著者等紹介

阿部珠理[アベジュリ]
立教大学社会学部教授。福岡市生まれ。立教大学社会学部卒業後、カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)大学院修了。博士(比較文明学)。専攻はアメリカ先住民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

10
著者はアメリカ先住民の研究者。自由と平等と民主主義のアメリカの理想と現実の乖離、持てるものと持たざるものに光を当て、アメリカの不平等社会の成り立ちから現代に至るまでの歴史を概観。東部、南部、中西部、西海岸とそれぞれの歴史的、文化的な特徴をしっかり押さえた上での解説が理解を深める上で役立つ。◆アメリカンドリームという言葉の欺瞞性は昔からあるが、冷泉彰彦さんが以前、アメリカは人類にとって壮大な実験国家というような趣旨の事を書いていた記憶がある(朧げですが)。一般的な尺度では計れない国との印象。 2016/12/11

マイケル

5
米国における白人による残虐な歴史の事実がこれでもかと描かれておりお勧め。キーワードはWASP(White Anglo-Saxon Protestant)。一部のWASPが支配してきたのが米国の歴史。インディアンは、白人から人間とは見なされておらず野生動物の扱いで、強制的に住む所を追われて虐殺。人身売買で連れてこられた「黒人奴隷」。社会の底辺から抜け出せないのは無能で努力が足りないからだ、との富裕層。その富裕層だけのゲーテッド・コミュニティが増えているとのこと。これが日本が見習うべき先進国なのでしょうか。 2018/03/29

AR読書記録

4
大学教養課程のアメリカ基礎講座テキスト決定版、みたいな感じと思えばよいかしら。そうしてここから、各自テーマを見つけて研究を深めていけばよい、というような内容、レベルというか。そういう未来のあるお年頃を過ぎて、社会にもろもろ疲れている身で読むと、ほんといやんなってきちゃうけどもね。知識がより容易に手に入る時代にどんどんなって、歴史上や他国の事例から学習することも多くあるはずなのに、同じ轍をいまだに踏んでんのかーと思ったりするのは、希望のない話。うー。2019/05/17

kaikaikorokoro1

3
アメリカの歴史を先住民族や黒人奴隷、労働者などの立場と、白人や南部貴族や資本家などの立場と対比させながら語っている。アメリカ社会はそもそも成り立ちから不平等と格差に満ちた社会であったことを明瞭に描き出す。タナハシ・コーツの「アメリカにとって黒人の肉体は資源にすぎない」という視点とも重なった。グローバル化によって、その格差と不平等はこの国にも向けられている思う。2017/05/27

りらこ

1
子供の頃から好きだった大草原の小さな家シリーズ。子供の頃からローラと同じように自分達の土地を追われるインディアンはおこらないのかと不思議に思っていた。アメリカという国は先住民族から土地を奪い領土を拡大して巨大な国家を作り上げたとその後知った。先住民族だけでなく有色人種への差別、白人であってもWASP以外はやっぱり差別して・・と、どこが自由の国か?って感じ。トランプ就任前までの内容だけど、一部の人の差別意識ってかなり根深いな、とは最近のニュースでもよくわかる。2017/08/26

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