内容説明
かつて日本は、中国に多くの学校を設置したが、そこには日本人だけでなく一部の中国人も通っていた。彼らは同窓生として、同じ教室で学び、同じ学生寮で生活した。戦争を経験した両国において、特殊にもみえるこの人間関係とは、そして、中国人の同窓生は、反日的な戦後中国社会でどのように生活していったのかを丹念にたどる。
目次
序章
1章 日本人学校の中国人エリートたち(一九三〇~一九四〇年代)
2章 日本人の引揚げと中国人同窓生
3章 日中民間交流と同窓会ネットワーク(一九五〇~一九六〇年代)
4章 日中国交回復(一九七〇~一九八〇年代)
5章 植民地経験の記憶と忘却(一九八〇~二〇〇〇年代)
終章
著者等紹介
佐藤量[サトウリョウ]
立命館大学・京都文教大学講師。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了:博士(学術)。専門分野:歴史人類学・社会学、日本植民地研究、オーラルヒストリー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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