内容説明
父親の遺した詩集、随筆から、姉妹の源泉にせまる。詳細な年譜&解説も充実。ブロンテ姉妹の父親の本邦初訳の傑作集。
目次
『草屋詩集』一八一一年
『田園吟遊詩人』記述的論文集一八一三年
『森の草屋あるいは金持ちに、幸福になる技』二つの版 一八一三年、一八一八年
『キラーニーの乙女あるいはアルビオンとフローラ』一八一八年―現代の物語 宗教と政治について通り一遍の意見
折々の詩
『異常現象』一八二四年
『地震に関連してハワース教会で説かれた説教』一八二四年
『時の徴』一八三五年
『洗礼のもっともよき時期と方法に関する小論』一八三六年
『故文学修士ウィリアム・ウェイトマン師のための弔いの説教』一八四二年
著者等紹介
ブロンテ,パトリック[ブロンテ,パトリック][Bront¨e,Patrick]
シャーロット、エミリ、アンのブロンテ三姉妹の父。1777年、北アイルランドに生まれる。鍛冶屋のアルバイトなどをしながら生計を助け、16歳で教会学校の教師となる。その後、ケンブリッジ大学へ給費生として入学。文学士の学位をとり、司祭に。1812年に結婚し、5人の娘と1人の息子の父親となる。牧師をしながらも文学を愛し、詩や散文を書くが認められなかった。しかし、子どもたちに多大な影響を与える。妻の後、次々と子どもたちに先立たれ、残ったのはシャーロットだけであったが、1855年にそのシャーロットも他界
中岡洋[ナカオカヒロシ]
ブロンテ文学研究者。1933年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部文学科(英文学専修)卒業。早稲田大学大学院博士課程満期退学。茨城大学助教授、成蹊大学助教授、教授、駒沢大学文学部教授を歴任。2004年定年退職。日本ブロンテ協会会長なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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