出版社内容情報
きょうりゅうのサンは、ティラノサウルスに追いかけられて、海の中へ。そして、何万年、何千万年もたち、化石として発見されました。恐竜が生きていた時代から現代まで「命のつながり」を感じられます。 北海道むかわ町穂別で発見された「むかわ竜」をモデルにした絵本。サンのお話のあとに、むかわ竜の解説が付いています。
内容説明
きょうりゅうのサンはティラノサウルスにおいかけられてうみのなかへ。そしてなんまんねんなんぜんまんねんもたった。北海道むかわ町穂別でみつかった「むかわ竜」をモデルにした絵本。
著者等紹介
かさいまり[カサイマリ]
北海道生まれ。北海道芸術デザイン専門学校卒業。心のゆれを丁寧に表現したお話作りを続けている。読み語り用CDを作り、独自の世界を展開し、全国各地で講演を行っている。日本児童出版美術家連盟会員、日本児童文芸家協会会員
星野イクミ[ホシノイクミ]
奈良県生まれ。嵯峨美術短期大学卒業。絵本や挿絵を手がけている。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
28
ブックハウスカフェの原画展で。北海道むかわ町穂別で発見された「むかわ竜」をモデルにした絵本。恐竜のサンが、どうして化石になったのか、ここにいるのか、気になったら、読んでみて。絵は星野イクミさん。2019/09/12
anne@灯れ松明の火
22
新作「きょうぼくはなまえをもらった」を読み、再読したくなった。サン、きみはお父さん、お母さんに、本当に愛されていた。だからこそ、泣き虫だったきみが、弟たちのために、あんなに頑張れたんだね。海に沈んで、寂しく、悲しかっただろうけれど、親友パキとも出会えた。パキとの友情は7200万年後の今も……!2020/11/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
第46回青少年読書感想文コンクール 北海道指定課題図書 低学年(1・2年生) 北海道鵡川町で発見された『むかわ竜』について書かれた絵本。お父さん・お母さんと離れ離れになり、一人海の底で何千年・何万年と過ごしたきょうりゅうのサン。友だちになったアンモナイトと共に語る絵本。2019/06/11
chatnoir
18
草食恐竜のサン達一家は。常にティラノサウルスにおびえて暮らしている。臆病で泣き虫な長男サンは、父母が戻って来なく無くなった今、兄弟たちを守るため、勇気をだして、兄弟達と逆方向の海へと走り...なんか、泣けてきちゃったよ。サン、偉かったねぇ。そして、今、サンは友達と一緒にあるところにいる。事実と太古のロマンを合わせ持つ素敵な絵本だった。いつかサンに会いに行きたいな。学術的にも素敵な名前が付いたんだね。2020/07/13
退院した雨巫女。
17
《本屋》恐竜のサンが、なぜ化石になったのかが、よくわかりました。彼の死の真相がわかりました。 2019/06/10