長谷川伸はこう読め!

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779116599
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

関八州の渡り職人からは渡世の礼儀を、相州真土村騒動の指導者からは民衆の側に立って闘う男の姿を学んだ長谷川伸。幼くして舐めた辛酸、港・河川の民族性、浜風が人情の露にかわる港町が新コの人間性を磨き、男女の情愛をいつくしむ真の大衆作家となった。その義理人情世界は広く演劇・映画・小説にも影響を与えた国際艶歌なのである。

目次

浜ッこの復活
遊女喜遊のミステリー
新コのデジャヴュ
三枚の絵
新コ青春残侠伝
港唄・長谷川伸vs.カルロス・ガルデル
喜遊をめぐる長谷川伸vs.三田村鳶魚
ジャズ大名と五雲亭貞秀
遊廓都市論
烈女列伝・女の転形期
長谷川伸の河が注ぐ海
大橋巻子と喜遊・ふたたび吾嬬絵姿烈女鏡

著者等紹介

平岡正明[ヒラオカマサアキ]
1941年東京・本郷生まれ。早大文学部露文科中退。1963年『赤い風船あるいは牝狼の夜』刊行後、猥褻図画頒布容疑で指名手配。1964年『韃靼人宣言』(現代思潮社)刊行。70年代後半の新左翼退潮後は辺境に位置する文学・芸能の評論で活躍。1990年『大歌謡論』で大衆文学賞研究賞、1993年『浪曲的』で斎藤緑雨賞受賞。1992年~94年「ハマ野毛」を編集、荻野アンナ・田中優子・種村季弘らが参加。「野毛大道芸」にプロデューサー的に参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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