内容説明
ただのオヤジが計画性もなく自宅から歩き始め、韓国~中国~ベトナム~ラオス~タイ~ミャンマー~バングラデシュ~インドまで歩いた、8年がかりの旅。
目次
山陽路を歩く
韓国を歩く
華北を歩く
華中を歩く
華南を歩く
ヴェトナムを歩く
ラオスを歩く
タイを歩く
ミャンマーを歩く
バングラデシュ インドを歩く
著者等紹介
権二郎[ゴンジロウ]
神戸市在住の写真家&旅行家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ハパナ
4
大陸を延々7000キロ歩いて行くのかと思いましたが、神戸からの積算延べ7000キロを歩いた記録です。 つまりある期間歩き交通機関で家に帰る、ある期間歩き交通機関で宿に帰るといった感じで、ハードコアな題名に期待して読み始めるとちょっと残念かもしれません。 序盤のコラムで靴の消耗サイクルより計算すると、靴の燃費?が10円/kmという考え方は面白い。 人力での遅さゆえに話題は、風景というよりも道の状態・土地の食事・生活風俗などがメインです。2015/07/15
Yoshiki Ehara
2
ある日曜日の午後、著者は神戸の自宅を出て有馬温泉まで歩く。その距離6km。次の休日、有馬温泉まで電車で行き、六甲山を越える。休日のたびに少しずつ歩いて、一年かかって下関まで625kmを歩いた。しかし、著者の凄いのはここから。目的地を決めないままフェリーで釜山に渡り、ひたすら歩き続ける。更に中国に渡って南へ。ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、そして8年かかってインドまで。ただ、本文は旅の記録を淡々と綴った内容で、残念ながらそれほどドラマチックではないので、要注意です。2014/11/03
ふう
2
自宅から始まった・長い長い・切れ切れの・尺取り虫のような・散歩・8年がかりの・徒歩旅行・日本・韓国・中国・ヴェトナム・ラオス・タイ・ミャンマー・----・バングラデシュ・インドまで・歩いてしまった・尻取り旅。2013/11/24
Charlie
2
結構な厚さの為、読みだすのが若干億劫だったのだけどイベントで読んだのと中々面白かったので一気に読了。行ったり戻ったりしながらのいささか酔狂な旅なのだけど、こういうアナログというかシンプルに過程を楽しむ旅というのは実は目的地への移動の旅より面白いのだ。何事もこうあると又人生は変わったものになるんだろうなあ。2013/04/28
えび
1
読むのは2回目。歩く事の楽しさを教えてくれた本。淡々と淡々と歩いた時の様子が書いてあるだけなのだが自分にとってはとても面白い。 そしてグーグルマップもない時代にこんな旅が出来るのは本当に凄いなと思うし、人の暖かさやリアルな国の内情を知る事が出来て楽しかった。 他の世界を旅した人系の本は何で自分は出来ないんだろうと悲しくなったり逆に嫉妬してしまう所があるけどこの方は淡々と凄い事をやっていて、それでいて面白い所が凄い。 ずっと手元に置いておく!2021/08/22