内容説明
民主的運営で現地の人たちと良好な関係を築き、一人の中国残留孤児も残留婦人も出さずに引揚げを果たした大鶴開拓団。開拓団事務長の詳細な自分史を中心に、聞き書きと丹念な調査で引揚げ後の厳しい生活から現在までを含めた満洲移民の「昭和史」に光をあてる。写真多数、資料付。
目次
第1章 満洲移民の歴史
第2章 大分県と満洲移民
第3章 森山藤太の自分史にみる大鶴開拓団の軌跡
第4章 開拓団での生活
第5章 日本の敗戦と逃避行
第6章 撫順での越冬
第7章 引揚げ後の生活
第8章 満拓同志会と開拓団跡地訪問
巻末資料(日本国内の状況および満洲移民・大鶴開拓団関連年表;日田郡大鶴村満洲国分村規程;大鶴開拓団団員家族名簿)
著者等紹介
渡辺雅子[ワタナベマサコ]
1950年東京都生まれ。1973年早稲田大学第一文学部卒業(社会学専攻)。1975年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了(社会学専攻)。1978年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学(社会学専攻)。現在、明治学院大学社会学部教授。博士(文学)。専門は宗教社会学、移民研究、ライフヒストリー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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