内容説明
戦後「反戦学同の結成」からの革命運動へ―60年安保闘争の高揚と敗北の中で露呈した“革命思想の貧困”と運動の限界を超えるために問い続けた異端的“新左翼”活動家の営為。
目次
第1部 六〇年安保反対闘争とブント(六〇年安保闘争とブント―出会いと変革;社会進歩をめざして駆けぬけた青春像―九大もう一つの軌跡;ある共産党員の自己省察;安保闘争と革命党の建設;同盟の革命的再生と統一のために;前衛党覚え書―革命的プロレタリアートについて;階級闘争とプロレタリア党の論理―自らの革命的止揚と革命的マルクス主義者の原則的統一のために;同志Yへの手紙―レーニン的組織原則とは何か)
第2部 革命の革命―資本論に基づくマルクス主義の再生(「革命」の革命―まえがき;革命の革命;スターリン主義は近代主義である;スターリン主義の超克とエンゲルス;社会主義と市場の止揚)
第3部 ソ連崩壊後の世界革命と共産主義(「社会主義」と東欧諸国の激動について;ソ連・東欧「社会主義」の崩壊の必然性;有事法制粉砕!;日本帝国主義打倒!;二重権力とプロレタリア独裁の樹立;村岡氏の「幻想的社会主義」を批判する)
第4部 遺伝子組み換え食品による人類滅亡の危機に警鐘を鳴らす(人類と自然の死滅か社会変革か―遺伝子組み換え作物は生態系を破壊する;大豆畑トラスト運動開始 ほか)
附資料(戦後「学生運動」年表;守田典彦論文目録;守田典彦略歴)