内容説明
グルジアやアルメニアには固有のキリスト教文化が栄え、ダゲスタンはイスラーム原理主義の祖型を育んだ。コーカサス“文明の十字路”に光を当てる!風光明媚な景勝地に埋もれた歴史が甦る。
目次
1 オスマン帝国の黒海支配とスラヴ世界(帝国のフロンティアとしてのカフカース―一八世紀の帝政ロシアのカフカース進出とオスマン帝国;忘れられた歴史と二つの系図が交差するところ―アフガニスタンのグルジア人;知られざる悲劇の歴史と記憶のはざまで―チェルケス人の「大追放」)
2 反グローバリズムの建築空間―アナトリア高原の建築文化(アルメニア共和国の建築文化―空間のトポロジー;図説・アルメニア建築―「多様性」への巡礼;アナトリアの覇者―セルジューク王朝の建築文化 ほか)
3 ロシア文学とカフカース(ロシア文学が「ゆりかご」で見た幻影;ロシアは「曖昧」な帝国か?―ベストゥージェフ=マルリンスキイ『アマラト=ベク』を読む;原初への遡行、他者との出会い―二〇世紀ロシア文学のカフカース表象を考える)
バルト海から黒海へ、スラヴ世界を遍歴する
著者等紹介
木村崇[キムラタカシ]
京都大学大学院人間環境学研究科教授
鈴木董[スズキタダシ]
東京大学東洋文化研究所教授
篠野志郎[ササノシロウ]
東京工業大学大学院総合理工学研究科教授
早坂眞理[ハヤサカマコト]
東京工業大学大学院社会理工学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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