内容説明
平林初之輔とヴァルター・ベンヤミンの思想の出会いのスパークによる「閃光」。ロマン主義からロシア・アヴァンギャルド、シュルレアリスムまで、あるいはレオン・トロツキイやアントニオ・グラムシから戸坂潤、花田清輝、フレデリック・ジェイムソン、テリー・イーグルトンまで、モダン・マルクス主義の可能性を模索する。
目次
序論 シンクロニシティ―迷宮の見取り図
第1章 ロマン主義からマルクス主義へ、シンボルとアレゴリー
第2章 群衆と探偵小説
第3章 ヘゲモニーとしての政治
第4章 機械仕掛けのマルクス主義―モダニティ、モダン、モダニズム
第5章 臨界点としての唯物史観から歴史的唯物論へ―「技術」をめぐる弁証法
結論 モダン・マルクス主義のシンクロニシティ
著者等紹介
菅本康之[スガモトヤスユキ]
1960年新潟県佐渡島生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。藤女子大学文学部日本語・日本文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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