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内容説明
発達障害を抱える子ども達のニーズにあった教育的支援、各症状への対応法、社会によるカウンセリングを理解するための決定版。社会性を育てるポイント、LD、ADHD、アスペルガー症候群などへの支援、向き合い方を特別支援教育士スーパーバイザーの著者がやさしく解説。発達障害かどうかを判断できるチェックリスト付き。
目次
第1章 発達障害を知る
第2章 発達障害を見分ける
第3章 学ぶ力がない子どもたち
第4章 反社会性を生むADHD
第5章 子どもの発達障害と寄り添う
第6章 大人の発達障害に向き合う
第7章 発達障害への社会の取り組み
著者等紹介
竹内吉和[タケウチヨシカズ]
昭和34年広島県出身。広島大学総合科学部、法学部卒業。広島修道大学法学研究科国際政治学専攻修了。広島市立大学国際学研究科教育経営学専攻博士後期課程満期退学。特別支援教育士スーパーバイザー。特別支援教育専門家チーム委員。教育委員会主任指導主事を経て特別支援学校に勤務。講演、教育相談、発達障害者の就労支援などの活動を行う。特別支援教育や国際人権論に関する論文がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
44
途中までは納得して読んでいたが、引用の仕方に疑問を感じたのと、変なところでの断定調が気になって、素直に読めなくなった。2016/01/17
佐治駿河
41
まずは発達障害とは何かが書かれています。ADHD、LDなど分けて説明がされています。また、発達障害の人は他の障害と重複することが多いことなど、今では多少知られるようになってきたことも説明されています。また、親や教育者の立場からどのように接するべきなのか等も書かれていますね。しかしながら一般社会に出た時に障害があってもそれをカバーするだけの能力があれば生きていけますが、実際には他人のフォローが必要な場合には難しいですよね。どこまでそのような人たちをカバーするのか自問自答しながら読んでいました。2024/08/30
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
10
▽2012年刊。著者は広島で特別支援学校に勤務し、特別支援教育や発達障害に関する活動を行っている。本書では発達障害に関して一般向けに書かれた本で、基礎知識から始まって発達障害の特徴や反社会性につながるADHD、子どもと大人それぞれの発達障害などについて書かれている。発達障害とは脳の機能的障害であり学ぶ力に弱さがある。そしてそれは「聞く力」の弱さだと言う。短期的記憶が弱いために聞いたことを覚えておけない、よって視覚支援が必要。学ぶ力の最初が聞く力で、そこでつまづくとその後に別の問題が起こるようになる。→続く2021/07/13
サン
8
発達障害について理解を深め、どう対応していくべきかをわかりやすく説明している本。飴と鞭ではなく、飴と無視。聞く力が大切など、読んでいて参考になった。紹介された本はいずれ読んでみたい。2018/07/07
マイ
7
ADHD のいいところを生かす8つのポイントより…①子どもの苦悩を「聞く」努力をする②生育歴を詳しくつかむ③小さな進歩を励ましてほめる:人間のモチベーション(やる気)は、その人の好きなことや人からほめられた経験、人から認められるといったポジティブなものからしか生まれない。④一緒に遊び、交わり方を学ぶように支援する⑤支える友だちをつくる支援をする⑥楽しい集団活動をつくり、出番を与える