内容説明
人生最後の目標と決めていた、ひとり歩き遍路。喜寿を節目に四国へ向かい、体の不調を抱えながらも、ひたすら歩き続ける。地元の人の「お接待」が心にしみる。結願成就は、人生最高の幸せとなった。感謝で綴る遍路詩歌日記。
目次
プロローグ―「四国ひとり歩き遍路」に想う
徳島「阿波の国 発心の道場」(一番札所・竺和山一乗院霊山寺;二番札所・日照山無量寿院極楽寺 ほか)
高知「土佐の国 修行の道場」(二十四番札所・室戸山明星院最御崎寺;二十五番札所・宝珠山真言院津照寺 ほか)
愛媛「伊予の国 菩薩の道場」(四十番札所・平城山薬師院観自在寺;四十一番札所・稲荷山護国院龍光寺 ほか)
香川「讃岐の国 涅槃の道場」(六十六番札所・巨鼇山千手院雲辺寺;六十七番札所・小松尾山不動光院大興寺 ほか)
エピローグ(生きることは歩くこと歩くことが生きること!;自分を知りたい!若いお遍路さんの想い ほか)
著者等紹介
藤江彰彦[フジエアキヒコ]
1934年北海道生まれ。56年北海道大学を中退、62年に札幌国際観光株式会社に常務取締役として入社。91年同社社長に就任し95年社団法人日本ホテル協会の理事・北海道支部長となる。2004年札幌国際観光株式会社会長となり07年同社会長、社団法人日本ホテル協会理事ならびに北海道支局長を退任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
43
新聞の書評欄で見て予約。自費出版だそうだ。北海道から四国のお遍路に出る。お遍路文化は四国では草の根にまで浸透していると言っても過言ではないようだ。そして、今回初めて地元の人たちの「お接待」なる心があることを知った。歩くのは一人かもしれない。でも、一人では結願(けちがん)できないかも…というメンタルな部分をそっとサポートしてくれるのが「お接待」の心。毎日の出会いや気持ちが書かれていて共に歩いたような気になった。そして、自分の知らない宗教の心にも触れることができた1冊。2012/05/07
津田周二
1
僕は一人歩きで現在区切り打ちの途中です。今秋にでも最後の香川県を残すだけとなりました。ご本を読んでいて、たくさんのお接待が出てきましたが、私の場合はコロナでお宿自体が少なく、もちろん歩き遍路はほとんどお会いしませんでした。 感激の昂りはよくわかります。本当に全ての人に感謝しかありません。 ただ一つ、お寺さんの態度、対応の不満は読んでいて気持ちが良くありません。お寺さんはお寺さんの事情があるものと思います。 でも、読んでいて楽しかったです。ありがとうございました。2022/06/23
黒猫の散歩
0
読み遍路 29冊目2015/01/09