内容説明
幕末、神奈川宿に程近い生麦村。ここで前代未聞の事件が起こった。島津久光の行列に乱入したイギリス人を、薩摩藩士が一刀のもと斬り捨てたのである。世にいう生麦事件である。これをきっかけに薩英戦争が勃発し、日本の一藩である薩摩藩が世界の表舞台に突き出されることとなった。その一部始終を見つめていた男がいた。のちにネルソン提督と並び称せられる東郷平八郎である。東郷を中心に、西郷隆盛、乃木希典、秋山真之、明石元二郎ら、日本の独立を守るために生涯を捧げた人々の姿を描いた歴史長編小説。
著者等紹介
小林克巳[コバヤシカツミ]
昭和42年福島県立医科大学卒業。医学博士。福島県立大学第一外科、水戸赤十字病院外科を経て、医療法人克仁会および社会福祉法人克仁会を設立、同理事長。現在、ひたちなか市医師会名誉会長、茨城県医療法人協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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