内容説明
江戸時代の思想家であり農業エコロジーの先駆者でもあった謎に満ちた昌益の全貌。本書では、昌益を発見し世に紹介した狩野亨吉、狩野との関わりで夏目漱石、後に在日カナダ大使となったハーバート・ノーマン、渡辺大涛、そして石垣忠吉の5人に焦点を当てる。さらに、それぞれが生きた時代背景と人生観および思想の源流を掘り下げることで、未だ謎の多い昌益像の輪郭をくっきりと浮かび上がらせた、元敏腕記者による渾身の評伝。
目次
東北の夏は短い
カイロと安藤昌益
知っていますか、昌益
軽井沢生まれのノーマンとは
米ソの冷戦、朝鮮戦争勃発の波紋
ノーマンとマッカーシズム
日本の黒い霧
全国・千住フェスティバル
狩野亨吉のこと
武士道〔ほか〕
著者等紹介
よど秀夫[ヨドヒデオ]
山形県川西町生まれ。県立興譲館高校、成城大学卒業後、NHKに入局。退職したのち、山形県日韓親善協会副会長、山形県年金受給者協会副会長、日本ダリア会会長、川西町ダリア会会長、町議会議員などを歴任。将棋五段、碁四段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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