内容説明
なぜ彼女の写真を撮ってしまったのか。そこに写った彼女は嘘をつかないから。それは淡い期待でしかなかった。僕らの人生なんて、嘘だらけだった。ヌーヴェル・ヴァーグの香りが残る、1970年のパリ。ツヨシはそこで、自分と似ている3人の若者と出会った。傷つけ合いながらも離れようとしない彼らの、友情と愛と挫折にまみれた青春を描く長編小説。
著者等紹介
川島文行[カワシマフミユキ]
写真家。日本大学芸術学部卒業後、映画助監督を経て渡仏。シネマテーク・フランセーズ通いにより多くのシネアストと知り合う。その後写真家としてスタートする。雑誌、ファッション、広告を中心に仕事を続ける。17年のパリ生活から帰国するが、現在も往復中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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