「世界の終わり」を紡ぐあなたへ―デジタルテクノロジーと「切なさ」の編集術

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「世界の終わり」を紡ぐあなたへ―デジタルテクノロジーと「切なさ」の編集術

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778319267
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「社会」を描かないものとして長らく揶揄の対象となってきた〈セカイ系〉。しかし、 その誕生が2000年代初頭であったことを思い返すと、インターネットの普及によって「世界」の意味するところにドラスティックな変化が起きたことを鋭敏に捉えた想像力でもあったのではないか。〈セカイ系〉をキーワードにアニメ・音楽・アート・哲学などを横断して論じる評論アンソロジー『ferne』が話題を呼んだ気鋭の論客・北出栞の初著作。

まるで「世界の終わり」だと思わずつぶやきたくなる時代を前にして、まずは沈黙のうちに自分の感情と向き合えないか。〈セカイ系〉という言葉は、私たちにそんな問いを呼び起こさせるように感じる(本文より)

内容説明

気鋭の“セカイ系”文筆家、待望のデビュー作にして集大成。

目次

1章 セカイは今、どこにあるのか
2章 デジタルな実存の再構築
3章 ミュージックビデオ的想像力
4章 タッチパネル上で生まれる「切なさ」
5章 「ポスト・ボカロ」とは何か
6章 浮遊する「天使」のサンプリング
7章 タイムラインの中で「かたち」を捉える
8章 セカイに向けて響く祈りの歌

著者等紹介

北出栞[キタデシオリ]
1988年生。神奈川県横浜市出身。1990年代半ばをドイツで過ごす。音楽雑誌の編集部員、音楽配信サイトの運営スタッフを経て、2010年代半ばより現名義で評論同人誌への寄稿を始める。2021年、“セカイ系”をキーワードにした評論アンソロジー『ferne』を自費出版。同人誌即売会「文学フリマ」を中心に話題となる。本書が初の単著(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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なつのおすすめあにめ

6
浜崎あゆみの歌詞がセカイ系っぽいみたいな話は面白いけど、なんでもかんでもセカイ系にぶち込んでいる気がした。個人的にはもっと『グリッドマンユニバース』などのアニメ批評などのセカイ系論が読みたかった。2024/04/26

よいおいこらしょ

5
セカイ系と感傷マゾを混ぜ合わせた評論で面白かった。セカイ系を「切断された寂しさ」、「半透明になった自分たち」とみなして、その系譜を音楽、映画などから辿って行く。音楽雑誌の編集部である著者はその知識は広く、y2kやトラックメイカーなどインディーズからも拾い上げていた。浜崎あゆみもセカイ系に入るなら、オタク文化から生まれた寵児ではなく、時代柄必然と生まれたカルチャーと考えられる。そこをインターネットで簡単に世界と接続できるようになってしまったからだと著者は考えていたところが斬新だった。2024/05/26

じーーーな

1
趣旨は分かるのだけれどこう、しばしば論理が飛んていて「どうしてそう言えるんだろう?」と混乱してしまうところはあった。扱っている作品に詳しければ補完できる部分なのかなあ。2024/09/04

のりのりの離島

1
タイトルに惹かれて、買うか迷ってやっぱり買った。サブタイトルの通り、セカイ系作品とデジタルテクノロジーの関係性が見えておもしろかった。あんまりよくわからなかった新海誠作品やボカロ、スターツ出版の作品、浜崎あゆみ(!)と興味深く読んだ。折にふれて読み返すだろう。2024/05/20

レフラー

0
僕の過去の仕事とも接続する文芸評論と思いきや、今における評論のままならなさを情報技術による「作家」の変容と「受け手」との接近を基に描く、メタ評論でもあった。 音楽軸がよく、そうでないと評論を担保する量を確保できないのよな。 「文芸」はあえて使っている。2024/12/24

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