内容説明
意識を失ってる女性にキスするなんて、ぞっとする。お金持ちになる方法は、王子との結婚だけじゃない。米国女性コメディ作家が語り直す、陽気で爽やかな現代のおとぎ話。
著者等紹介
レーン,ローラ[レーン,ローラ] [Lane,Laura]
コメディ・ライター、ポッドキャスター、パフォーマー、作家。前職はエンターテイメント雑誌の編集者
ホーン,エレン[ホーン,エレン] [Haun,Ellen]
ライター、俳優、コメディアン。ABCチャンネルで放映された『殺人を無罪にする方法』で不運な法学生ミズ・チャピンを演じる。ウェブ・シリーズ『OMGHI』、短編映画『No Limes』を共同執筆し、主演もつとめた
颯田あきら[サッタアキラ]
東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みゆき・K
16
🎵Tale as old as time True as it can be〜 エンディングテーマ聴いて涙流してる場合じゃありませんでした。美女と野獣のベル、確かにストックホルム症候群の可能性が無きにしも非ず。有名な童話をフェミニズムの視点からパロディにした現代の童話集。面白かったのは第9話。「ピーターパンの嘘」の最後は気持ち悪いし「ラプンツェルのわきの下」も。言いたいことは分かりますが、翻訳のせいか?全体的にイマイチ。中の挿絵も好みに合いませんでした。表紙のような挿絵だったら良かったのに。2021/09/29
牙生えかけのサイコ
10
ジェンダー論やフェミニズムを、定番のおとぎ話に落とし込むとこうなるよ!という軽い口当たりの一冊。そ、そこまで言う?と思う場面もあれど、とにかく文体も展開も軽いので説教くさくなく、そう思う人もいるよね〜と読み進められるのもナイスでした。多様性って排除の排除じゃなくて容認だもんね。どの話も笑いと気付きがありますが、個人的にラプンツェルの話はかなりハッとして…誰の為でもなく自分の美意識の為に脱毛する(しない)を決める、そんな当たり前のことを忘れかけてましたね…そうだよね。娘に読むなら私はこっちかな。笑2021/09/11
にしの
7
おとぎ話の翻案は創作の定番だろう。芥川龍之介は桃太郎をリアリスティックに翻案したし、10数年前には残酷、エロに解釈したグリム童話が流行った。それらの試みはおとぎ話の「定番」への反抗があるように思う。本作はおとぎ話の持つ女性を家父長制の枠に押し込む「定番」に反抗してる。女性が白馬の王子様に幸せにしてもらったり、同意なくキスしてくる男を運命の相手にするなど今ではおかしな物語の定番を暴き、ユーモラスな翻案で否定している。誰にでも読め、はっとする。フェミニズム、ジェンダーを生きる現代社会を理解する一冊だ。2021/07/16
W
3
P16 「まずは大事なところからはじめるよ───生理だ」海の魔女は小道具として赤いイソギンチャクをかかげてみせました。「1ヶ月に1度、だいたい1週間、膣から血が出る」 「けがをするの?」 マーメイドは訊きました。 「いやいや、それが普通で、いたって健全なことだよ。ただし、すごく痛くて、50歳くらいまで続くだろう」 海の魔女は静かに忍び笑いをもらしました。 マーメイドは考え直しはじめていました。 「この取引に膣も含まれるって知ってたら、もうちょっとじっくり考えたのに」』2024/12/24
千代
1
何だか、思っていたものと違った。コメディを期待してたけど、どの話も笑えないというか…出てくる登場人物(特に男やおばさん)がいちいち気色悪いしイライラさせられる。それが狙いなら仕方ないけど。軽く読んだあと印象には残らない感じ。一番ストレスなく読めたのは「美女と野獣と語られなかった誘拐被害者」。一番ストレスだったのは挿絵。元々なかったのなら、無理に入れなくても良かったのでは。イメージから何から合ってない気がする。表紙はシンプルで可愛いのに…残念。2021/12/03




