出版社内容情報
固体・液体・気体が混在あるいは共存している混合体の流れを混相流という。本書は学会の総力をあげて解説する決定版。〔基礎編〕にて気液,固気,液液,固液の輸送現象の概念と数値計算法および計測法について基礎概念を述べ,〔応用編〕で各専門領域(電磁流体,エネルギー,環境,原子力,資源,材料,化学,石油,粉体,機械,油空圧,輸送機器,海洋,土木,衛生,雪氷,宇宙,農業,医学,医薬品)での混相流現象の実体を活写する。他分野の状況も把握できる総合HBである。
内容説明
本ハンドブックは基礎編と応用編とから構成されている。基礎編では混相流の代表的な流れとして、気液二相流、固気二相流、液液二相流、固液二相流を取りあげ、これらの流れに関わる輸送現象の基礎的な概念だけでなく、数値計算法ならびに計測法について言及し、初心者にも分かりやすい記述を心がけた。応用編では20に及ぶ専門分野を対象とし、現場で用いられている用語も積極的に取り入れて各専門領域での混相流現象の実体が活写されるように留意し、他分野の研究者、実務者の理解が容易になるように心がけた。
目次
1 基礎編(気液二相流;固気二相流;液液二相流;固液二相流;計測法 ほか)
2 応用編(電磁流体工学;エネルギー工学;環境工学;原子力工学;資源工学 ほか)