内容説明
SDGsをひと目で理解する気候変動が引き起こす12のこと。アフターコロナは未来への分岐点。生き延びる選択のために。14歳から読める!わかる!カラー図版満載!!
目次
1 気候システムの変動が起こす12のこと(世界の気温が上昇;異常気象が日常化する ほか)
2 地球の気候システムのしくみ(地球の気候は絶妙なシステムによって保たれている;温室効果ガスによって地球が温まるしくみ ほか)
3 始まった気候の大変動(温暖化の原因は人間活動と断言できるわけは?;CO2削減努力をしないと気温はここまで上がる ほか)
4 いま人類にできること(持続可能な開発目標SDGsが示す気侯変動への対策;世界が温暖化対策に合意した「パリ協定」までの歩み ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュリ
5
このまま石油や石炭を使い続けていたら、地球で暮らすことはできなくなってしまうかもしれない。温室効果ガスを減らすためには、日本はもっと再生可能エネルギーを取り入れていくべきだ。日本はヨーロッパに比べて遅れている。2021/12/22
Cozy
5
SDGs17の開発目標の13番に掲げられている気候変動が地球の未来にどんな影響を及ぼすのか?なぜ気候変動が起きてしまうのか?私たち一人ひとりが取り組むべきことは?など図解を使いながら分かりやすく解説。特に日本では自動車産業が主流であることや農作物の国内自給率が極端に低いことさらには先進国の中でも特にエネルギーの石炭依存度が高いことなど日本にとっても看過できない。菅内閣となり2050年カーボンニュートラルが宣言されたことの意味合いの理解も深まった。水問題もこれから世界で大きくクローズアップされることになる。2021/06/13
真田ピロシキ
4
14歳のための入門書らしくまず気候システムの解説から入り不勉強な大人にも今更恥ずかしくて聞けない基礎知識を得ることができる。温暖化に隠れて気付かれない世界各地の水不足や温暖化によって北方はむしろ短絡的な恩恵を受ける南北問題など、あまり耳にしないことも知れて、特にこの本の後にロシアが戦争を始められたのもそうした強みと無縁でないと感じる。身近なことでなければなかなか実感できないものなので、もう少し畜産のメタンにはページを使って欲しかった。少しで良いから肉食中心からの転換を。ヴィーガニズムの意義も伝わろう2023/05/09
Mebachi
3
タイトル通り、豊富な図解で分かりやすい。ただ、内容は「14歳から」ではちょっと難しいか。それくらい、充実した内容ともいえる。大人でも気候変動問題を学ぼうと思ったら、手始めに読んでみるといい一冊だ。2021/05/11
PapaShinya
0
14歳じゃないけど、オジサンだけど読んでみました。昔の公害問題だと、原因企業があって、そこが廃液処理をきちんとやれば、一応問題は解決した。が、温暖化のように話がグローバルになると思考停止する日本人(だけじゃないけど)多い。オレが生きてるうちは大丈夫だよねとか。やっぱ、グレタみたいな人が現れないとダメなんだわ。かといって、オジサンやオバサンが怒ってると、醜いだけだよね~。怒りは若者の特権ですよ。もっと怒れよ、若い奴。そしたら、オレも便乗しちゃうもんね。でももう手遅れかも。水位上がってるよね、身近なところも。2024/02/22