カラス先生のはじめてのいきもの観察

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カラス先生のはじめてのいきもの観察

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778316310
  • NDC分類 480.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ベストセラー『カラスの教科書』の人気動物行動学者が遊びながら覚えた、
動物とのつきあい方。

双眼鏡事始め、図鑑の使い方、空飛ぶものへの憧憬、台風の夜、足もとの昆虫学、水たまりの生態系、獣道の見つけ方――
大事なことは、全部、裏山が教えてくれた。

◆「はじめに」より
枝に止まったトンボの取り方。歩いている時にシカを見つけたら。ヘビを探すには。カブトムシが飛び立ちそうな時――こういうことは、自然の中で遊んでいるうちに覚えた。言ってみれば、野生動物との間合いの取り方だ。その心地よい緊張感や、全身をセンサーにして周囲を探ろうとする態度は、40年を経た今もこの身にしみついているように思う。それなくしては、野外で動物を研究することなんかできなかった。大事なことは全部、裏山が教えてくれたのだ。

目次
●第1章 双眼鏡事始め
[双眼鏡の使い方、身近な鳥の覚え方、図鑑の見方・使い方、野生動物との距離感]
骨董品/どこかわからない問題/学習図鑑/紋付を着たあいつ/頰の白いあいつ/そして、今も双眼鏡

●第2章 振り返れば奴がいる
[フィールドワーク、野生動物との出会い、動物行動学]
一瞬の出会い/夜の来訪者/雪の朝の出会い/藪の中/そして、振り返れば奴がいる

●第3章 仄暗い水の底から
[釣魚生態学、渓流釣り]
荒川にて/おにぎり池の主/真夏の怪物/深淵より/その水の底には……

●第4章 裏山探検 
[森の歩き方、アニマル・トラッキング、獣道の見つけ方]
裏山もいろいろ/山頂への長い道/アニマル・トラッキング/冬の森にて/再び、裏山に登る/カラス屋は今日も藪の中

●第5章 夜間飛行
[高校生物部、コウモリの形態と飛翔、エコーロケーション]
天守閣の闖入者/コウモリ、女子高生に出会う/夜間戦闘機・コウモリ/夕暮れに踊る影

●第6章 台風の夜
[ヤモリの行動、身近な生き物観察、昆虫の航法システム]
台風来襲/守宮様と私/蒼ざめた影/螺旋の罠

●第7章 空飛ぶものへの憧憬
[飛翔生物の進化、鳥の航空力学、カラスの飛翔能力]
パワポで鳥の輪郭をなぞり、そして……/航空力学の冷徹/空飛ぶものとの出会い/ヒコーキ野郎、そして「豚」/水上飛行機と水鳥/ゆっくり飛ぶのも難しい/鳥も天から落ちる/……そして、あの日のサギに憧れる

●第8章 悪ガキの足もと
[アウトドア靴選び、水たまりの生態系、食物連鎖、足もとの昆虫学、悪ガキの生態]
水たまりの楽しみ/ビーチサンダルという逸品/滑り止めあれこれ/この谷川の源は?/ビーサンの悪ガキ

●第9章 ムシムシ大行進
[夜の昆虫採集、都会の生物観察、道しるべフェロモン]
一番強い虫/虫取りも楽じゃない/大都会の謎のムシ/秋草の妖精/行列との戦い/ムシムシ大行進♪

あとがきにかえて ――わが故郷は緑なりき

著者紹介
松原始(まつばら・はじめ)
動物行動学者。1969年奈良県生まれ。奈良公園に近い山裾で育ち、さまざまな生き物と出会う。小中高と動物好きで通し、そのまま大学で生物学を志して屋久島でサルを眺めるも、カラスに転向。京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学博士。専門はカラスの生態と行動。東京大学総合研究博物館特任准教授。著書に『カラスの教科書』(講談社文庫)、『カラスの補習授業』(雷鳥社)、『カラスと京都』(旅するミシン店)、『カラス屋の双眼鏡』(ハルキ文庫)、『にっぽんのカラス』(カンゼン)がある。本書では研究者になる前の、山の中で遊んで転んで覚えた生き物とのあれこれを記した。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りらこ

4
懐かしい。子どもの頃をなぞるような体験の数々。オタマジャクシをすくい、ザリガニを釣り、脱皮したヘビの皮を見つけ小枝でつつきまわしたあの頃を目の前で再現しながら、読み進めた。今は嗅ぐこともなくなった自然の匂いが文中から溢れているの。そして著者の観察眼の深さに、感心する。昆虫や、動物、鳥の身体の仕組みと生態など、知りたいことがわかりやすい文体で書かれているので、子どもたちにも読みやすく、興味の入り口になるだろう。懐かしくなって、グーグルアースで幼き頃遊んだ水田を訪ねたら、現在は住宅地に変わっていた。 2018/06/11

みゃん

3
はじめての双眼鏡が古くていかつい。2019/06/18

ぽけっとももんが

3
カラス先生、さすが守備範囲が広い。とくに奈良の出身ということで、鹿が身近な生き物って、他には宮島くらいしかないだろう。わたしはほぼ同世代で、インドアで外遊びが嫌いだったけれども、でもわたしも裏山に登ったり川で遊んだりはしていたなぁ。その川も護岸工事されて、もう降りられない。そのかわりといっては皮肉だけれども、猪やヌートリアなどが変に身近になっている。この半世紀で環境は激変したのだなぁ。2019/05/21

櫛橋光

2
カラス先生の小学生時代からの体験記ですわ。自然との触れあい、釣り・山歩き(山に分け入る感じ)・台風体験から都会のアパートのベランダで見つけた虫まで色々と。登場する生き物も昆虫・魚・鳥・蝙蝠と幅広く出てきます。鳥(烏)は控えめな感じですわ。毎回気になる生き物はじっと観て、後で調べる研究者気質は凄いです。2020/10/25

ぎんりん

2
賢い理系のオタク君特有の香りがプンプンの面白い文章。自然に囲まれた地域で野生を相手に遊び、書生さんがいたようなので、恐らく知的水準の高い大人に囲まれ、その大人が野良遊びに協力的で…自然科学者になる必然、それもただの理系学者ではなく、一般人に面白い文が書ける科学者になるのもさもありなん。自然が減り、知が都会に集中する中で、野生生物のみならず、野生に強い自然科学者も絶滅危惧種になるのかな…2019/08/30

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