内容説明
やさしい言葉で書かれた科学の物語。
目次
はじまり
針と数
原子と空虚
医学の父―ヒポクラテス
“知者たちのマエストロ”―アリストテレス
皇帝の侍医―ガレノス
イスラムの科学
暗黒を抜け出て
賢者の石を探し求めて
人体の解明〔ほか〕
著者等紹介
バイナム,ウィリアム・F.[バイナム,ウィリアムF.] [Bynum,William F.]
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン名誉教授。専攻は医学史
藤井美佐子[フジイミサコ]
翻訳家。横浜市立大学文理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
21
2012年初出。科学は地球を含めた宇宙と森羅万象について、真実を探求するための最良の方法(009頁)。中国人はエネルギーですべてつながる有機的な生命体として宇宙をとらえた(018頁)。ヒポクラテスは、血液は心臓に、黄肝汁は肝臓に、黒胆汁は脾臓に、粘液は脳に、と考えた(037頁)。ガレノスは熱、冷、湿、乾の組み合わせは異なると考えた(050頁)。望遠鏡も顕微鏡も科学史では重要な役割(095頁)。原子論のドルトンは内気で生涯独身(171頁)。ウィルヒョウは病理学、公衆衛生、人類学、考古学と幅広い(218頁)。2014/03/08
Hiroki Hatano
3
タイトルから歴史の裏にある科学の存在について言及した本かと思ったが、科学史の本です。医学・宇宙・生物・化学・物理学などの重大な大発見について、過去の偉人たちがどのように問題にとりくみ、解決にいたったかが簡潔に記されており、楽しく読めました。2015/05/09
刻猫
3
科学はどのように進歩してきたか。内容も多岐に渡っていて興味を惹かれた。2014/03/04
はーこ
2
バビロニアから現在までの科学史。様々な分野がわかりやすく書かれた良書。個人的には特効薬の章あたりから面白かった!2014/08/16
やま
2
さすがに終盤は難解になってくるが、全体としてはわかりやすく、面白かった。化学や物理学以外に医学への言及も多く、古生物学についても1章が割かれていた。2014/01/18
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