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内容説明
全米に衝撃を与えたベストセラー。100人を超える関係者に徹底取材。禁断の秘密基地の全貌が遂に明らかに。核実験、ロズウェル事件、知られざる人体実験―米政府がいまだ存在を認めない軍事施設の驚愕の歴史。
目次
秘密都市
エリア51の謎
架空の宇宙戦争
秘密基地
陰謀の種子
情報適格性
原子力事故
ゴーストタウンからブームタウンへ
転落するネコとネズミ
基地の再構築〔ほか〕
著者等紹介
ジェイコブセン,アニー[ジェイコブセン,アニー][Jacobsen,Annie]
調査報道ジャーナリスト。「ロサンゼルス・タイムズ・マガジン」の編集に携わるほか、多くの雑誌に寄稿。ロサンゼルス在住
田口俊樹[タグチトシキ]
翻訳家。早稲田大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
55
ネヴァダ核実験場が丘むこう!にある、エリア51といわれる秘密基地の歴史を関係者などの取材や公文書から描くノンフィクション。スリリングな記述はページを捲る速度をあげる。冷戦時代にソ連国内の基地を偵察するためにCIA!が主導ではじめた秘密偵察機の開発訓練実行が読みどころ。U-2、A-12、SR-71の高高度巡航が可能な音速偵察機については莫大な予算と才能が極秘裏に集められていた。また数々の極秘開発についての興味深い話も。冷戦史に興味があるかたにはぜひ。ただ例の与太話には頭を抱えた。2016/08/07
i-miya
41
2013.08.18(読んだわけだはありません、2013.08.18日経新聞朝刊から) (見出1=UFO研究などで噂) (見出し2=「エリア51」の存在、CIA公文書に) 【ワシントン=共同】 ワシントン・ポスト、17日、政府、ついに認めた、と報じた。 地球に不時着した未確認飛行物体(UFO)や、宇宙人を搬入し、米軍が密かに研究しているとマニアらにささやかれている米西部ネバダ州区域「エリア51」について、ワシントン・ポスト紙(電子版)は2013.08.17、「政府がついにその存在を認めた」と報じた。 2013/08/18
姉勤
11
まず、エイリアンばなしを期待している方には当てが外れるでしょう。大まかに言えば、米ソのWW2から現在に至るまでの軍事技術発展史(もしくは失敗史)です。彼らは純然たるナチの後継者であり、情報,技術,経験を得るためなら、人命,尊厳,環境汚染,カタストロフィーは二の次のテクノカルトです。感想は、数百の核実験によって、福島の原発事故が大河の一滴程度加わったほどの、既に放射性物質で汚染された世界で、誤作動次第で地上の全てが焼かれる時代に、まだ生きているという事。”ちきゅうにやさしい”ってなんだろうね。2013/05/25
月をみるもの
9
世代/地域的にぱっと思い浮かぶ番号は 88 なのだが、世界で最も有名なのは51らしい (^^;) 訳者後書きにあるように、英語のアマゾン書評は五つ星と一つ星に二極化している。、酷評してる人は、ロズウェル宇宙人ネタに反応してるわけだが、この本のフォーカスはそこにはないと思う。 引き込まれるのは「福島なんてたいしことないんじゃね?」と思わせられるほどの無節操な核実験と、お互いの核実験をのぞきこむための偵察機/人工衛星開発競争。 それにまつわるエピソードの数々: 2016/06/25
medihen
6
ハイテク軍事スリラー好きとしては、グルームレイクやドリームランドとも書かれるエリア51でハイテク秘密機が開発されてきたというのは「常識」で、本書の過半を占めるU-2とA-12/SR-71の開発話は楽しく読めた。ゾッとしたのは、隣接した核兵器実験場の話。NERVA原子力ロケットやらダーティボムやら、放射性物質バラマキ系の実験の話は強烈。よく分からないのはロズウェル事件と宇宙人の話で、この件が混じるととても現実の話とは思えなくなる。2013/09/08