感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
3
見田×大澤「名づけられない革命をめぐってー新しい共同性の論理」。副題にあるように不可避のグローバル化が進む中で共同性とはどのように有り得るのか、社会の形式の可能性の根源について語られていて非常に興味深い論考。但し、前半はゲマインシャフト/ゲゼルシャフトの関係について語られているが、後半とくにダライ・ラマの話から集列体から連合体へ移行する社会形式の話について語られているので、その点は注意して読もう。後半は特に興味深い。大澤のダライ・ラマの事例から、見田が古代アテネの事例に平和問題とデモクラシーの問題が理論的2010/01/07
mittsko
0
すんごく良かった!評判にたがわぬ出来!おすすめの一冊です2010/04/26
yamikin
0
マルクス語らせたら柄谷行人は生き生きしていてとてもよい。センの議論はよい復習。開かれた民主主義が経済発展の近道。見田+大澤は言葉いじりの空中戦的印象が強い。その対極にあるのが吉原論文じゃなかろうか。このシリーズは全体的に経済に関する論考が優れている気がする。2009/12/07