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内容説明
時は明治。全くΩらしくない普通の男、暁生はαと婚約してもすぐ破棄され、人生五回目の見合いに臨んでいた。相手は七歳も年下の医学生・和成。研究一筋の変わり者で明らかに暁生には興味がない。だが結納金がなければ家が破産してしまうことを知り、暁生は和成に取引を持ちかけた。彼が研究する怪しい薬の被験者になるから、名前だけの妻にしてくれと。子作りもせず、つがいにもならない共犯関係は気楽だったが、和成は予想外に優しくて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイアール・エスコ
6
オメガバースで明治っぽい時代設定で男x男のお話ではあるけれど、結婚とか家族制度とか性別による社会的身分の差etc.、読みながらとても刺さるお話でした。恋愛を経ずお見合い政略結婚?共犯結婚?した2人が生真面目すぎるが故のすれ違いとモダモダ、そこから芽生えるのが恋より愛が先で、後半はなんとかこの2人が幸せになってほしい!と思いながら読みました。オメガバースものにありがちな濃厚さはないけれど爽やかで晴れ晴れとした気持ちになる作品。伊東七つ生先生のイラストも眼福😍2024/09/15
beniko
5
こちらも善きオメガバーズでした。ΩだけどΩらしからぬ外見で、Ωの特徴も薄めで結婚しても懐妊せず離縁…を繰り返している暁生の5度目の見合い相手はαだけどΩと結婚する気のない和成。正反対の立場に思えた二人は、バース性によって生き方まで決められ、こうするべきと押し付けられることに反発し意気投合。番にはならないけど生涯を共にしようと誓い合う。同志愛とでもいうのかな。自分の心の動きさえもフェロモンの影響かと悩み、心が定まった時には番になりたくてもなれない状況に。心の確かさがバース性の未来も救う流れ、感動的でした。2025/05/14
あきら
2
電子書籍。良かった。特に、オメガバースの考察が面白い。オメガバースは日本(あくまでもパラレル日本だけど)にも昔からあってただ単に精神的な病気だと思われていた。オメガは色情狂、アルファは性的衝動が抑えられない異常者というように、ってあたり。ふたなりがどうして存在していたのか、とかね。こういうことを考えたことなかったわ。まあ、同人世界では何でもありで男同士でも子ども生まれるからねー(笑)うっかりうなじを噛まれちゃった時もどうせ勘違いとかでしょ、って思ったらがっつり噛まれてたとか、幸せになれてよかったよ。2025/02/11
もてこ
0
★★★★☆2025/02/27
emimn
0
★★★★ honto2024/11/23
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