ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ あの日、校舎の階段で

佐田 三季【著】

心交社（2013/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 335p／高さ 15cm
• 商品コード 9784778115265
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

笠井亨は同窓会で、元親友の遠藤圭祐と十年ぶりに再会した。ゲイの友人を遠藤が不登校に追い込んだことで仲違いしていた二人は、また高校時代のような気の置けないつきあいを始める。だが笠井は偶然、遠藤がずっと自分を好きだったことを知ってしまった。友達でもいいとすがる遠藤を、表面上は受け入れる笠井。しかし執着と欲望を隠そうともしない遠藤に苛立ち、彼の前から姿を消すが―。ノベル未収録作と書下ろしを加え文庫化！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[那義乱丸]

旧版既読。再読でも嵌る！読んでると心がチリチリと毛羽立つけど病んだ執着攻めはやっぱ私の好物だと再認識。本編感想は旧版でしてるのでここではノベルズ未収録作と書き下ろしについての感想を簡単に。プラネタリウムはパブーで購入して既読だったけど内容忘れ去ってたので新たな気持ちで楽しめた。加筆修正されてるのでいつか電子書籍と読み比べてみたい。書き下ろしの冒頭が笑える。佐田さんの話で初めて吹いたかも（笑）遠藤のヘンタイっぷりがさらに重症化してるのとそれに対する笠井のツッコミがもう！遠藤、まじ気持ち悪いｗｗｗ

2013/09/22

[そらねこ]

執着攻めがキモイ～(艸дﾟ*)ｨｬ→ﾝ　じっとり絡みつくようなストーカーな攻めでした。しかも堂々と！流石に執着攻めが好きな私も引くようなキモさでしたｗ受けはしまいには血反吐いたし。心労で胃に穴空きました(;^_^A　普通の執着攻めは？執着が愛ね♡となるんですが、この攻めは…(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝとするくらい。まぁ、受けがキモイキモイと言うのでしょうがないですね。何故ほだされたのか謎です。後日談が何話か入ってますが、そっちは二人のやり取りが面白かったｗ

2016/12/21

[楓]

うわー、執着愛ですね。愛とはエゴの塊であるって感じかしら。好きならば何でも許されるってわけじゃないんだよー！ってやつだよね。こんな怖い男はパスだわー！笠井は両親のことがなければきっと奴にほだされることもなかったかも知れない。気持ち悪いと思いつつもどうしても拒みきれない。ワンコのようになついているだけならばまだいいが、切れちゃうからそこが怖いんだよね。胃に穴があくくらいならやめろよって言いたいけれどww　及川くんはこの事実を知ったのかしら。。それならば彼もかなり複雑よね。でもこれがBL処/女作品って凄いわ。

2014/01/13

[りんご☆]

読了　　　こわっ

2017/06/01

[テンハル]

【タイトル買い】社会人（同級生）＜あおり文＞逃げたら、どこもまでも追いかけてやる……⇒高校時代に仲違いをして、10年後、同窓会で再会してからは、あおり文のとおり、攻め・遠藤が受け・笠井を追いかけて追いつめて、執着攻めが完全にストーカーです。BLにありがちな変態というより、本気すぎて好きの行きつく先が真っ直ぐすぎて怖い。血を吐いて死に損なったのに、うっかりほだされて、順応してしまった笠井に拍手したくなりました。パンツじゃなくて、本人の匂いをかげばいいのにと……遠藤が残念でアホだ（ほめ言葉！）

2013/09/20