CHOCOLAT BUNKO<br> イエスタデイをかぞえて

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CHOCOLAT BUNKO
イエスタデイをかぞえて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784778115074
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

『三島冬至様、お迎えに上がりました』突然目の前に現れた二人組の死神にそう告げられ、大学生の冬至は自分が死んだことを知る。最後に一つだけ願いを叶えてくれるという死神の言葉に冬至が選んだのは、死ぬまでの人生のやり直しだった。自分が居なくなった後の、恋人・椿武彦の苦しみを想像すると辛い。恋人にならないよう、出会った頃の記憶を頼りに再び人生を送る冬至だったが、己の取る行動が尽く裏目に出てしまい―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

43
デビュー作にしてインパクトが凄い。 一つ一つの思い出や二人のやりとりに涙が止まらなかった。 好きだからこそ運命を変えようとする三島と好きだからこそ追いかける椿。 どちらの想いも強いが故に見てるこっちも辛くて辛くて…。 とても良い作品だった。2015/10/30

たかはし

35
積読崩し。ご都合主義な展開ではあったものの一気に読ませられた。死から始まり、二人の出会いまで遡り過去をやり直していくので徐々に近付くカウントダウンが悲痛。三島を失った恋人である椿に、悲しませたくなくて過去に戻り二人別々の運命を歩むはずが、結局は惹かれ合い再び寄り添ってしまう。好きなのに嫌いだと演じる三島が痛々しかった。後半の椿視点のお話が更に良い。三島の携帯に椿のメールが沢山保護されていたってのにホロリとし、今更遅くても、「そばにいられなくてもいいから死なないで」という椿の愛の大きさが胸に染みる。2014/08/01

そらねこ

32
デビュー作品だった。受け目線と攻め目線の二作品が一つの物語として語られてる。まぁ、ありがちなご都合主義的なファンタジーではあったけど、2人の思いあう気持ちにちょっと泣けちゃっていい話だった。ただ、優しい王子様の攻めはOKなんだけど、茶髪でピアス明けたチャラい感じの元気な受…って設定が表紙に感じられないのと、どっちが受けなのか攻めなのか…途中までさっぱり分からず…。可愛くて優しくてちょっぴり泣ける話が好きな人にはいいかも。2017/02/10

このん

30
(2013年9月18日3419)初読み作家さん。三島は恋人の椿と約束の場所に向かう途中に交通事故で死んだ。そして死神に願いをひとつ叶える、と聞く。自分が死んだ後の椿を悲しませない為に『死ぬ1年前に戻して欲しい』と。三島と椿はお互いに愛し合っていた。でも、椿に自分との関わりを持たない様にと頑張るが、それは無理だった。また、椿も死神(白髪の老人)に出会い、泣きくれていた時間が変わる。2人は三島の死が本当だった事も含めて幸せに過ごす。(死神)老人2人の存在にびっくり。素敵なお話で泣けた。凄く良い。2013/09/18

卯月

28
切なくて切なくて、かたい涙腺が緩むこと複数回…。ファンタジー設定が土台にありますが胡散臭さは無し。2人が一緒に長生きできることになったのはともかく、「死神」になった経緯はよく分からないのですが(読解不足?笑)、あたたかい気持ちを貰える、とても良いお話でした。冬至と椿どちらの視点からも読むことができて嬉しかったです。2016/07/17

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