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内容説明
家具工場に勤める佐倉治樹は、本社から移動してきた上司の小田島達朗に恋をした。彼の素行の悪さを知る治樹の幼馴染は、小田島だけは止めておけと何度も言うが、地味な治樹にとって華やかな小田島は憧れずにはいられない存在だった。そして小田島はなぜか事あるごとに治樹をかまい、特別な優しさを向けてくる。期待してはいけないと思いつつ、治樹はその幸せを受け入れはじめるのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マッコリ
52
自分を優良物件といいきる傲慢男が歯牙にもかけてない上当て馬に使おうとしていた冴えない子にハマっていく様をニヤニヤしながら楽しみました〜。最後の方まで往生際が悪かったけど木原さんの痛い話を読んだ後だったから甘く感じる(笑)三津視点のペーパーでお互いイライラニヤニヤしながら牽制してる小田島と三津がいいわ〜。【P・D】2011/11/20
優
33
4年寝かせての読了。面白かった。卑屈さと自己憐憫が見られながらも、こういうところはスパっと行動できちゃうのねっていうシーンもあり、好感持てたりした受け君と、傲慢で失礼な攻め。ナチュラルにソフトクズかった。しかし両サイド追いながら、両方とも応援したくなる感じがありました、後半。言葉が足りん二人でした。続編も読みたいかもしれない。2015/12/08
天使を愛するアカウント
32
副工場長・小田島×家具工場の塗装課勤務・治樹。新人さんですか、素晴らしいっ!もう終始胸が痛くて泣きそうになるわ、ページをめくる手が止まらないわ、非常によかったです。治樹の親友・三津を目当てで近づいた傲慢攻が段々治樹のことが気になって仕方ないっていう展開も、もう両思いなのでは、ってトコで終わった前半から後半全然そんなことなかった!っていう衝撃も、自分を想ってないとわかっていても惹かれずにはいられないという治樹の想いも、全部が上手かった。攻も受もダメな男なのに憎めないキャラだったな。次回作が楽しみな作家さん↑2011/05/30
Romi@いつも心に太陽を!
28
評判もいいしマアタさんイラストだし、と購入。家具工場塗装課勤務の治樹と副工場長の小田島。地味で男を見る目のない治樹は分かりやすくも典型的な負のループを辿り堕ちていくタイプ。対する小田島は利用するために近づいた治樹がどうも気になってしまうけど持ち前の傲岸不遜な性質が最後までひっぱるひっぱる!時々イラッとすることもあったけど、小田島の口調がなんだかツボで憎みきれなかった(笑) 期待の新人さん♪2011/06/09
メイ&まー
27
はじめての本ということですが、おお!期待の新人さんですね^^文章はちがうけど、なんかこう、苛々むずむずする感じがちょっとだけ木原さん作品に通じるような。。小田島は残酷だし、治樹は卑屈になるし、、の堂々巡りのメリーゴーランドみたいなお話。いやでも、小田島の傲慢さはもはや板につきすぎて天晴れだし、治樹もそりゃ卑屈にもならあな~・・・と妙に納得。不思議と嫌な感じがしませんでした。三津くんはノーマルなのかね?彼の話も読みたいようなどうでもいいような・・・(笑)。2011/05/24




