内容説明
「真由がいて、クー太がいて、篤がいる。この子たちはきょうだいなんです」。お誕生日、結婚記念日、お花見、夏休み、お正月、入学式、卒業式、毎日のお散歩、家族が集まるそばには、かならずクーちゃんがいた。子犬は子どもたちとともに成長し、いつしか家族を追いぬいて、老犬になっていた。目の見えなくなった犬の目となり、自力では歩けない犬の手足となる家族。いのちのかぎり愛し愛された柴犬と人間の物語。小学校中学年以上向き。
目次
クーちゃんの庭
齋藤クーだって?
ハッピーとハナコ
ハナコ、散歩に行くぞ
一万円ずつだって?
クー太の階級づくり
シュークリーム事件
いたずらクー太
目が見えない
クー太のために
NHK「にんげんドキュメント」
老犬クー太、テレビに出る
やさしい奥秋さん
クー太の旅だち
碧空を翔けよ、クー太
著者等紹介
井上夕香[イノウエユウカ]
童話作家。「毎日新聞児童小説新人賞」「小川未明文学賞優秀賞」「けんぶち絵本の里大賞」など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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