出版社内容情報
太陽の塔に込められたメッセージとは?
2018年に再生を果たした太陽の塔。本書は、生まれ変わった太陽の塔の“いま”、新たに発見された史料などの最新情報をもとに、2008年刊行の『岡本太郎と太陽の塔』を全面的に改訂したものです。初期のスケッチ、設計図、報告書などの計画資料、太郎自身の言葉をはじめ、種々の史料をふんだんに織り込むとともに、磯崎新、赤坂憲雄、椹木野衣、山下裕二ら太郎研究の第一人者の寄稿を収録。多角的な解説とヴィジュアル両面から、太陽の塔の意味や太陽の塔に込められたメッセージを読み解いていきます。既刊『太陽の塔』(2018)とは別の切り口から太陽の塔の全貌を俯瞰する本書は、同書の姉妹書であり、相互補完的な役割を果たすもの。両書を併読することで、太陽の塔への理解がより一層深まるように編集されています。
平野暁臣[ヒラノアキオミ]
編集/著・文・その他
目次
1 太陽の塔に込めたもの
2 祭りの神格として
3 太陽の塔1970
4 太陽の塔の21世紀
5 万博の太郎
6 資料編
著者等紹介
平野暁臣[ヒラノアキオミ]
空間メディアプロデューサー/現代芸術研究所代表取締役/岡本太郎記念館館長。1959年生まれ。大阪万博で岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、イベントやディスプレイなど“空間メディア”の領域で多彩なプロデュース活動を行う。セビリア万博日本館、リスボン万博日本館、川崎市岡本太郎美術館、六本木ヒルズアリーナ、ダボス会議ジャパンナイト、ジャナドリヤ祭日本館、「明日の神話」再生プロジェクト、岡本太郎生誕百年事業など、話題になった数々のプロジェクトを手がけ、「太陽の塔」の内部再生においても総合プロデューサーとしてプロジェクトを率いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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