出版社内容情報
モテる彼女をもつ事は不安と疑惑の生き地獄
小松に奇跡が起きた……クラスのモテ女子さくらと付き合うことに!
付き合うって何? デートって何するの? 空回りをしながらも、まっすぐな小松に惹かれるさくらは、
やれランクが違う、やれ女を下げすぎだのと、うるさい外野を一蹴。
「私は誰のものでもない」「あたしがいいって言ってんだからいいの!」
2人の恋の行方は天国か地獄か!?
誰もが通過してきたこじらせた日々。他人からどう見られるか、気になって仕方がなかったあの頃――。 舞台はゼロ年代の東京。ルッキズムにもとづく「スクールカースト」がはびこる高校生活。モテか非モテかがモノをいう、過酷な世界。本作は、さえない男〝小松〟が、クラスの人気者である〝さくら〟に恋をし、ひとりの男として、人として成長していく物語。連載当時、「モテバイブル」や「男版ハッピー・マニア」と称される事もあった。
今現在、学生生活を送る読者にも、共感の嵐が巻き起こるかもしれない。そして、ときを経て大人になった読者には、あの時代はどううつるだろうか。高校生の恋愛を通じ「どうにもならない心の綾」を描いた名作が連載時の美麗なカラーページを再現し、完全版(全4巻)として蘇る。
内容説明
モテる彼女をもつことは、不安と疑惑の生き地獄。舞台は2000年代東京。高校生の複雑な感情と恋愛を通して気づく本当に大切なこと―。今、読むべき大傑作!連載時のカラーも完全再現!安野モヨコ特別寄稿「青年誌で美容について描いたこと」。画業35周年選集第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
22
いろんなタイプのモテ男と出会ってきた小松だが、工事現場で働く小橋さんとの出会いが一番大きいのかもしれない。まるで冴えないけどモテる小橋さんは言う。「女の人っていうのは……「花」なんです…だからそっと包むように周りを囲んであげないと」タイトルにも繋がる格言だが、それ以上に重要なのはここだ。小松「やっぱアレですかね 普通なら心にしまっておくようなセリフを言っちゃうとこがいいんですかね!」キヨコ「違うわ 本当にスゴイのは 全部心からそう思ってるとこなのよ‼︎」(つづく)2025/02/08
め
1
再編版だとこの3巻の中盤、筆もギャグも台詞回しも大盤振る舞いで、安野モヨコの魅力が一番詰まっている巻だと思う。2025/05/28
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