出版社内容情報
手塚治虫の新発見原稿がついに登場!
手塚治虫の「創作ノート・シリーズ」第3弾は、戦中から昭和30年代に至る創作ノートを集成。さらに、新たに発見された戦争中のものと思われる習作、未使用原画、子ども時代に描いた紙芝居などを付録として収録する。復刻される12冊のノートは、「珍アラビアンナイト」構想ノート、変容キャラクター・スケッチブック、「タイガー博士珍旅行」下書きノート、雑誌連載構想ノート、「ジャングル大帝」連載下書きノート、「ジャングル大帝」構想ノート、「ロックホーム」下書きノート、「4コマ漫画」ペン入れノート、「魔神ガロン」脚本ノート、「吸血魔団」下書きノート、「知恵の豆袋」ノート、「狂乱の地球」下書きノート。また、解説小冊子には竹内オサム・同志社大学教授、森晴路・手塚プロダクション資料室長などの解説を収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
手塚治虫の新発見原稿を収録。子ども時代に描いた紙芝居が付録に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
7
手塚治虫『創作ノート』シリーズの第3弾。目玉は、タイトルだけが知られていた『噫 それなのに』の発見。まだ未発表の原稿が発掘されること自体が、手塚治虫という漫画家の凄みを物語っている。原稿だけではない。創作ノートの充実さも、新発見の名に偽りなし。『ジャングル大帝』の構想ノートに、『魔神ガロン』の脚本ノートなど、興味深いものばかりだが、中でも目を惹くのは、未発表作品『狂乱の地球』下書きノート中に、『鉄腕アトム』の前身である『アトム大使』への萌芽が見てとれることだ。(つづく)2013/08/12
わとそん
0
まあまあ2013/07/14