文春文庫
銀座の花売り娘―二日酔い主義傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167901899
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

飲む。打つ。書く。言い知れぬ哀しみを抱えながらもひたむきに生きる、若き日の著者。往年の人気連載「二日酔い主義」がよみがえる。

大ベストセラー「大人の流儀」の原点をたどる

飲む。打つ。書く。言い知れぬ哀しみを抱えながらもひたむきに生きる、若き日の著者。往年の人気連載「二日酔い主義」がよみがえる。

内容説明

旅に病み、酒に病み、博打に病む。倒れ臥した病床へも、無頼の誘惑は忍び寄る。生きていくのも楽ではないが、生きてさえいれば、いつかは花が咲くだろう。今はこの二日酔いをなんとかせねば…。伊集院静の偽らざる心情を綴ったエッセイから47作を厳選。哀しみを抱えながらも従容として生きた作家の“若き日々”がよみがえる。

目次

一九八八年―『あの子のカーネーション』より(あの子のカーネーション;父のプロ野球論 ほか)
一九八九‐一九九〇年―『神様は風来坊』より(雨の中の少年;闇の中の微笑 ほか)
一九九〇‐一九九一年―『時計をはずして』より(月と星の夢;お月さんに似ている ほか)
一九九二‐一九九三年―『アフリカの燕』より(素直な背中;早起きは三ピンの得 ほか)
一九九三‐一九九四年―『半人前が残されて』より(無用の用;新幹線“のぞみ”窒息死寸前事件 ほか)

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。1991年「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。92年「受け月」で第107回直木三十五賞受賞。94年「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞受賞。2002年「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランラン

6
著者の表現は毒舌であったりするが独特の言い回しがありそのことが微笑ましく感じるほど胸につきささる。一つのことを続けていると自然に見えてくるものが世の中にはある。うまく仕事がいかなくなったり自分には無理だと感じた時もそのうち木の目は見えてくるし斧も軽く思える。習い事をすることは世間を知ることかもしれない。当たり前のことを𠮟られてすることに価値はあると。心に残った語りでした。2020/05/21

よっしー

1
★3.52021/05/29

あいわ

1
2020年9月3日読了。バブル時代に所謂業界人だったの放浪記。酒!博打!女!という分り易さ。この時代の人特有の“女性はこうあるべき”みたいなのがちょいちょい挟まっててそこはシンプルに気持ち悪かったけど、全体としてはとても面白いエッセイでした。2020/09/03

taka

1
書き出しが結構な回数、二日酔いの報告から入るエッセイ。2020/02/09

プレミアムモルツ

1
いくつかの話に再会でき懐かしかった。一方で、筆者が作詞家の顔を持つことは知っていたが、歌の演出も真剣にやっていたことは知らなかったので吃驚した。いつの時代の話でも、飲んだくれているように思う。そして金がない。でもとにかく人に優しい。2014/10/02

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