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出版社内容情報
近現代史の裏で湧き起こった数多の陰謀論を読み解き、歴史の深部へと迫っていきます。定番の陰謀論からマニアックな陰謀論まで、各時代の世界情勢をふまえ、図や表、イラストなどを使用して、わかりやすく解説していきます。
内容説明
時代を揺るがした俗説を徹底解明!いまを生きるための情報リテラシー。フェイクニュースはなぜ生まれ、人はなぜそれを信じるのか?史実と虚実を読み合わせると、真実が見えてくる。歴史の核心に迫る41のエピソード。
目次
第1章 帝国主義(1900~1945年の世界情勢;1904年日露戦争 日本の勝利の要因はユダヤ人―資金援助説 ほか)
第2章 冷戦~デタント(1946~1978年の世界情勢;1949年国鉄三大事件 国鉄の人員整理を進めるための弾圧―GHQ謀略説 ほか)
第3章 共産圏崩壊(1979~2000年の世界情勢;1980年代エイズ流行 HIVの開発はある医薬品メーカーが関与―生物兵器説 ほか)
第4章 大変革の時代(2001年~現代の世界情勢;2001年アメリカ同時多発テロ事件 ブッシュ陣営のブレーンであるネオコンが画策―自作自演説 ほか)
著者等紹介
関眞興[セキシンコウ]
歴史研究家。1944年三重県生まれ。東京大学文学部卒業後、駿台予備校の世界史講師となる。2001年に退職し、著述家となる。歴史関係の本の著作・監修を多く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
12
日露戦争にユダヤ資本が関わっていた、日本統治下の韓国で竜脈を寸断する工作を行っていた、太平洋戦争は米国の自作自演、ケネディ暗殺に真犯人がいる、アポロ11号は月に行っていない……と定番の陰謀論を近現代の政治史に沿って淡々と解説する。陰謀論というのは社会に現れた新たな事物や他者など、一見して不可解な部分を標的に囁かれるものであり、その時の歴史と不可分だと思う。だが、エンタメとして享受する際には、歴史の流れとも言うべき部分はあまりクローズアップされない。この解説の仕方は陰謀論を冷静にみる上で有効かもしれない。2023/05/25
ドラマチックガス
11
と学会のようにネタ化するのでもなく、歴史修正や陰謀論に怒りの声をあげるわけでもなく、淡々と歴史的事実を提示し、存在する陰謀論をあげ、そのおかしさを指摘していく。この手の本としては非常に硬派。しかも「はじめに」や「おわりに」などがなく、編集意図等すら示さない。非常に勉強になったし、面白かった。途中に挟まれるコラム「真実だった陰謀論」も秀逸。ひとつ残念なのは、参考文献、根拠資料が説明の中では示されていないため、事実確認がむずかしいこと。2024/06/01
Go Extreme
1
帝国主義:1900~1945年の世界情勢 カチンの森事件 冷戦~デタント:1946~1978年の世界情勢 ローゼンバーグ事件 共産圏崩壊:1979~2000年の世界情勢 沖縄核持ち込み密約 大変革の時代:2001年~現代の世界情勢 北朝鮮による日本人拉致事件 2022/06/27
をとめ
0
電子2022/06/16