内容説明
「ボブとぼくには、まだ語るべき物語がある」―その日を迎えるまでの6日間の出会いと奇跡。
目次
1 金色の足跡
2 カーテンの向こう側の少年
3 ビープ音が鳴った日
4 アッパーストリートの奇跡
5 与えることの幸せ
6 公園でのオフィス・パーティー
7 過ぎ去ったクリスマスの霊
8 ボブが遺してくれた最高のギフト
著者等紹介
ボーエン,ジェームズ[ボーエン,ジェームズ] [Bowen,James]
1979年サリー(イングランド南東部)生まれ。路上演奏で生計を立てていた2007年に野良猫ボブと出会う。その奇跡の出来事を綴った『ボブという名のストリート・キャット』は、世界30ヶ国以上で出版された
稲垣みどり[イナガキミドリ]
上智大学文学部英文学科卒業。幼少期の大半をイギリスほか、ヨーロッパで過ごす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽてち
32
2作目の映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』の原作本。とは言え映画のエピソードが漏れなく入っているわけではないし、細部も異なっているから、映画を楽しんだ方は無理に読まなくてもいい。また、映画を観るために読む必要もない。ぼくは両方楽しめたし、ボブに会うのはこれが最後だと思うと読まずにはいられなかった。ジェームズのその後が気になるが、ネットで調べた限りでは元気にやっているようで安心した。2022/03/20
かなかな
20
3作目のボブの物語。今作はジェームズさんとボブのクリスマスストーリーで構成されており、1作目と2作目よりも絆を感じることができました。中でもジェームズさんの心境の変化は胸が熱くなり、読者の私も優しい気持ちをおすそ分けしてもらった気分になる。ジェームズさんはボブに助けられ、ボブはジェームズに助けられ間違いなく一人と一匹は“永遠の親友”だ。いつか遠い未来、虹の橋で二人がまた穏やかに幸せに暮らせることを願っています。ボブみんなに勇気と愛をありがとう!!いつまでもファンでいます。2021/01/12
ochatomo
13
映画『ボブという名の猫2 幸せのギフト』公開間近 県内に上映館がないのが悲しい きっととても愛らしい姿のボブが映っている 著者が最初の本を書く前年、有名になる前のクリスマスの思い出は切実で、過去の生い立ちについてもこれまで以上に記している 少年時に猫を飼ったこともあるようだ つらい人生から立ち直ったことを伝え、弱者へ心を寄せる行動を讃えたい 原題“A gift from Bob” 元本2014年 2020刊2022/02/05
Koji Takahashi
11
《人はまだまだ捨てたモノじゃない》 戦争、内戦、腐敗した政治、犯罪、差別、偏見… 醜い人のニュースに溢れた世の中。 そんな中で感じることができる、猫などのペットに対しての「無償の愛」は素敵な「幸福感」だ。 ボブには沢山の心優しい人が集まってくる。そこに「醜さ」は無い。 心優しい人が必ずペットと共にいるとは限らないが、ペットと共にいる人は殆どが優しい人なのではないだろうか。 「命の大切さ」と「無償の愛」を知っているから。2021/01/17
hinata
6
どん底の人生の中で、こんな素敵な猫と出会えたことはきっと神様の配慮かもしれない。キリスト教と折り合いが悪かったジェームズさんが、人に与えられるより与える喜びを知って、素敵なクリスマスが過ごせてよかった。2021/03/15