内容説明
グリム、アンデルセン、ペロー、イソップ、アラビアンナイト…19世紀後半から20世紀初頭のおとぎ話の傑作挿絵を多数収録!
目次
おとぎ話の7人のお姫様
第1章 グリム童話の世界
第2章 アンデルセン童話の世界
第3章 ペロー童話の世界
第4章 イソップ童話の世界
第5章 アラビアンナイトの世界
第6章 おとぎ話の名作
第7章 華麗なる挿絵画家たち
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hitotak
10
子供の頃に親しんだグリム、アンデルセン、イソップ童話など世界各国のおとぎ話の数々とともに華麗な挿絵が紹介されている。出版文化が盛んになった19世紀後半から20世紀にかけての挿絵が主だが、子供だましの絵ではなく、精密で本格的なタッチのものばかり。贅を凝らした豪華本の流行もあったというから、むしろ大人に向けて描かれていたのかも。数々のおとぎ話のあらすじも紹介され、そういえばどんな話かなどすっかり忘れていた物語と、子どもの頃読んでいた絵本の挿絵や装丁なども思い出して懐かしくなった。2020/03/24
遊未
6
7人のお姫様に始まり、先ずグリム、アンデルセン、ペロー、イソップ、アラビアンナイト、その他の名作ごとの挿し絵紹介。その後ラッカム、ニールセン、デュラックからドレまで画家の作風、人生の紹介が続き読みやすい楽しめる一冊でした。第一次大戦前と後でヨーロッパが全く変わってしまったことが良くわかります。 クリスマスギフトの豪華本、素敵なクリスマスの光景が目に浮かぶようです。2023/12/31
takakomama
6
線のラッカム、色のデュラック、北欧的なカイ・ニールセン、現代絵本芸術の祖とも言われるウォウター・クレイン、様々な文化が混在するハリー・クラーク、類いまれな描写力のドレ。同じおとぎ話に、いろいろな作家さんが絵を描いています。見比べるのが楽しいです。2023/03/05
香哉
6
クラシックで上品な挿絵ばかり集めてあって,ティーポットとお皿つきのカップでお紅茶を飲みたくなります(いつもマグカップだけど)。アーサー・ラッカム,高校時代憧れてよく画集見てました。2021/03/14
ls529
4
タイトルとカバーイラストに惹かれて手に取った。編纂者別の童話ごとに章立てがあり、お話の解説を入れながら挿絵が紹介されている。童話は大人になっても興味を惹かれる。更に取り上げられている絵も素敵なものが多々あり、また童話を読みたい気持ちにさせられる。2021/12/25