内容説明
猫が運んできた小さな奇跡と大きなシアワセ。
目次
ノネコがやってきた
母さんは、犬
1+2で、3兄弟
拾った子猫は、おばあちゃん
忘れ形見
あたらしい家族
家族のように
自由に生きればいいんだよ
マリちゃんの「女の一生」
ボクは、新入り教育係
よれよれの猫
ねぎ様はいい女
虐待から救われて
被災地から来た子
陸くんの贈り物
里山の仲間たち
猫のいるしあわせ
著者等紹介
佐竹茉莉子[サタケマリコ]
フリーランスのライター・写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
45
全ての猫ちゃんの物語が実話という嬉しい本。写真も多くて、どの子も可愛い。捨てられたりボールがわりに蹴られたりと過酷な日々を経ながらも、人に寄り添ってくれる猫。老人ホームでのスタッフ猫、通い猫も素晴らしい。どんな猫も受け入れてくれる施設のスタッフさん。入居者さんもスタッフさんも自然と仲良く笑顔になってます。猫が与えてくれる幸せを満喫している飼い主さんたち。その姿を拝見して、読んでいる私も超!幸せでした。サイト紹介もあったので、これからの日々訪問できるのが楽しみです。2020/03/08
リコリス
39
表紙のまっすぐな瞳にキュンとしてしまう。小さくて温かくて愛おしい存在の猫ちゃんと家族の17の実話。捨てられたり震災にあったりボールがわりにされたり…それでもまた人を信頼して寄りそってくれる猫ちゃん。優しい家族に出逢えてよかった♡老人ホームやフリースクールに猫ちゃんがいてくれるっていいなぁ。心優しいわんちゃんも素敵。 涙なしでは読めません。たくさんの人に読んで欲しいな。2019/12/23
あじ
37
不遇な境遇に置かれていた猫さんを、胸いっぱいのひだまりで癒し続ける飼い主さん─相思相愛17の物語。身勝手な人間のその場限りの感情で、蹴られたり捨てられたり…自尊心をズタズタに切り裂かれてもなお、人間に寄りそおうとする猫さんたちの慈悲に打たれる。猫さんと飼い主さんとの間で契られた不可侵な関係。その素顔を引き出し、細かなエピソードを聞き出した著者の愛猫家ぶりも反映されている。オールカラー。◆次の一冊にいかが?『にゃんこ天国(ごきげん文藝)』猫エッセイアンソロジー2019/09/24
ぱなお
27
自分の弱点を思い知る。動物の話に弱い私は涙腺がもう…。悲しい話に涙が出てすることもあるけど、どちらかというとこの本のエピソードは、猫をお迎えした後の幸せな空気に「よかったなぁ」って涙。公園で袋に入れられて蹴られていたところから家猫になった子とか、もうめちゃくちゃ幸せになって欲しい。てか、こんな小さく可愛らしい生き物によくそんなことができることが信じられないんだけど💢もう、世界中のすべての猫が幸せになって欲しいし、猫と一緒に生活している私は、幸せな猫生をおくらせてあげたいと思うばかり。2021/09/20
ケイプ
22
喫茶店で読んでいたのですが、こぼれた涙をこっそりわからないように拭いていました。でも悲しい涙じゃないよ。どのお話も心あたたまる優しいもの。「ぼくのあたちの話を聞いてね。」たくさんの人に読んで欲しいです。2019/11/08