内容説明
料理本、料理雑誌のレシピ10万件以上を校閲してきたベテラン校閲者がコツを伝授。
目次
第1章 レシピとは(レシピのパターン1~3;わかりにくいレシピの例1~3 ほか)
第2章 調理の言葉(料理の道具;火加減 ほか)
第3章 材料の言葉(牛肉;豚肉 ほか)
第4章 レシピを発表(インターネットでレシピを公開しよう;おいしそうな写真の撮り方 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
joyjoy
8
先月読んだ「コンクールシェフ!」の参考文献から。ちょうどレシピの校閲って大変‼と実感したときだったので、こんな本が手元に一冊あれば悩むことも少なくなるかも、と読んでみた。「まぎらわしい言葉」のページに、先日悩んだ「切り目」と「切れ目」のちがいも、ちゃんと載っていた。伝えるためには「言葉」を知っておくって大事だな。これも、ルールにしばられるのではなく、より自由になるために。2022/12/16
きゅー
6
これは面白い。先日、校正者である牟田都子さんの『文にあたる』でレシピ本の校正の難しさを読んだところだった。本書はレシピ校閲者が書くレシピの書き方本。冒頭で「たっぷり魚介のトマト煮」のレシピを3通りの異なる形式で示されており、同じ内容でも書き方によってこうも違うのかと驚かされる。人気ブロガーや料理家ではなく、レシピ校閲者が執筆しているため書き間違えやすいポイント、読者が意味を取りにくいポイントなどが実直に説明されている。確かにクックパッドなどでも上位に来るのは読みやすいレシピだなと気付かされる。2025/04/06
Witch丁稚
4
用語の説明が大半を占めている。レシピ独特の言い回し(ゆでるひとつ取っても塩ゆで、下ゆで、ゆがく、ゆでこぼす、湯通しする等)の情報の圧縮度が実感できる。「20分鍋を加熱し続けて煮汁が沸騰した状態を保つ」は「20分煮る」に圧縮できることとか。だから普段読み慣れていない人にはそもそもレシピが読めないってことが起こりうる。2017/12/28
多読多量連投が日課だった
2
定番料理題材で料理本で出るような説明の説明もしているのでレシピの読み方としても使える一冊。ただ文字ばっかだ。2017/08/14
skr-shower
1
他地区図書館本。校閲者の会と言うのもあるのだな。人に過不足なく伝える事の難しさを感じた。そもそも用語一つずつわからない人にはわからない。レシピサイトにのせる写真の撮り方などにも一言有り。2022/11/22
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- 和書
- 町医北村宗哲 角川文庫