感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古古古古古米そっくりおじさん・寺
41
一時期テレビによく出ていた戦場カメラマン・渡部陽一の写真集。DVD付きらしいが、たまたま私が見た本書にDVDが付いておらず、写真しか見れず。イラクやパキスタンなどの戦場の子供達が写したもの。芸術写真ではないので凡庸なスナップに見えなくもないが、隣ページに短く書かれた文章を読むと考えさせられるものがある。我が子を自ら埋める母の写真、放射能の被害で白血病の我が子を見る母の写真、便所で勉強する子供達、働いてお金を稼ぐ子供…ラスト辺りで家庭の大切さを訴える写真がある。渡部陽一のあの優しい声が浮かんだ。2015/08/31
あこ
14
胸を締め付けられる。怒りも覚える。戦争は絶対だめ!2017/09/21
退院した雨巫女。
13
《書店》今、注目の戦場カメラマンの渡部さんの写真集。この人は、きっと人が好きなんでしょうね。戦場の風景より、戦場に生きる人々を写している。2011/04/24
Y2K☮
7
アメリカ軍の兵士とイラクの子供たちが一緒に笑ったり、遊んでいる写真が最も印象的でした。戦争を望んだ人間は、望んでいない彼らの人生を奪い、自分は平和なところでぬくぬくしている。戦争そのものを必ずしも否定はしないが、こんな戦争は間違っている。他にも銃の横で眠る子供とか、銃を構える漆黒の瞳の少女とか、考えさせられました。うん、やっぱりこんなのは間違っている。2010/12/26
芹沢 時雨@VTuber
6
どれほど極限の状況であろうとも、戦争難民の家族の絆が健全であることに、一抹の安堵を得た。白血病に苦しむ子供、生きるために一日を働き続ける子供。総てがやり場の無い悲しみに彩られている。2011/03/10
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- 「証言」将棋昭和史