目次
「へっつい」以前
真島磯五郎の縦型ボイラー機
ボールドウィン機登場
「へっつい」の範囲/定義
国産第一次コピー群
第二次コピー群―雨宮鉄工所
パーツ使いまわし
「へっつい」のバラエティ
「へっつい」の輌数
救助網と逆位運転
5.5トンサドルタンク「準へっつい」
5.5トンサドルタンク機2
「へっつい」機再起例
燃料/沿線火災
大日本軌道の連結具
軌道連結輌数制限
速度制限緩和
3.5~3.8トン「脱へっつい機」
軌道専用機関車の終焉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
2
子供が描く機関車の絵のような、あるいはデフォルメ化された玩具の機関車のような奇抜な形の機関車「へっつい」。明治から大正にかけて軽便鉄道(軌道)で使われたそうだ。あまり速度も出ないし馬力も微々たるもの。「へっつい」を用いた軽便鉄道(軌道)は輸送量では到底太刀打ちできない。鉄道の歴史から消え去ってしまうのも、時間の問題だったのかもしれない。2017/10/16
やまほら
1
著者の本は技術的な記述が難しくてわからないことも多いのだが、なぜか読んでいて楽しいのが特徴だが、これもその1冊。「へっつい機関車」のみならず、珍しい写真が多く収録されているのもよい。熱海駅前に保存されている蒸気機関車は何度も見ているが、「へっつい」だったんですね。2013/02/04