内容説明
モダニズム短歌、プロレタリア短歌、戦時下の国民歌、日米開戦歌、学徒出陣の学生歌、沖縄戦の歌、占領期の検閲をかいくぐった歌…日々の暮らしや心の軌跡を詠んだ七百余首のひとつひとつを掘り起こし、時代背景と照らしながら描き出す、昭和という時代。
目次
花ひらく自由律
発端―老父は門べに旗ふりてをり
歌人たちの国民歌
分水嶺(1)紀元二千六百年奉祝歌集
分水嶺(2)大日本歌人協会解散事件
分水嶺(3)『新風十人』
戦時下の青春
満洲という幻想
国難来る、国難は来る―歌人たちの大東亜戦争
還るうつつは想はねど―学徒たちの戦争〔ほか〕
著者等紹介
三枝昂之[サイグサタカユキ]
1944(昭和19)年山梨県生まれ。早稲田短歌会で現代短歌を吸収、卒業後に同人誌「反措定」で活動、1992年「りとむ」を創刊。歌集に『やさしき志士達の世界へ』『水の覇権』(現代歌人協会賞)『暦学』『甲州百目』(寺山修司短歌賞)『農鳥』(若山牧水賞)ほか
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