内容説明
剣技を競うシルバースカル大会の出場を決意したボリスは、その出発を前に、異世界へ足を踏み入れてしまう。ボリスの眼前で繰り返されるのは、伝説の剣を持つ者たちが辿った、悲しい記憶…。剣を持つことが、己の破滅を導くことだと知ったボリスは―。伝説の剣に導かれし滅びと再生の神聖ファンタジー、第5弾。
著者等紹介
ジョンミンヒ[ジョンミンヒ]
全民煕。韓国を代表するファンタジー小説作家。建国大学政治外交科を卒業し、韓国民族芸術人総連合の研究員を経て、1999年、400万というパソコン通信史上最高の照会数を達成した「歳月の石」を発表。「ルーンの子供たち―ウインタラー」「ルーンの子供たち―デモニック」は日本、台湾、中国、タイなどで翻訳出版され、アマゾンジャパンの韓国小説ベストセラーで1位となり、ヤフージャパンが選定した「2006年にもっとも多く読まれた小説」にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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播磨宿
2
ボリスの成長が伺える巻。そしてウィンタラーの謎が更に深まった巻でもあったなぁ。それにしても久しぶりに登場したキャラクターも微妙に変わっていたりして、物語の中では3年?ぐらい経っているのに気付いた。そりゃ、ボリスも成長するし、周りも変化していくよなー。2011/10/05
無銘
1
大陸に戻って色々と話が動いた。ボリスは色々な意味で強くなった。久々にロズニスとか出たが、もうヒロインの座にはイソレットが収まっている雰囲気。ヒロインというより相棒っぽいが。ラストでいまさらながら鎧の存在を思い出した。前半のウィンタラーにまつわる話で何も話が出ないからすっかり忘れてた。一応セットなんだよね?2011/10/09
蘭
0
シルバースカルの大会なんかは、まさにロープレという感じであった。一時は妹であったロズニスに再開、当然ながら時間の流れを感じさせる展開。ゲームのファンとしては、イサック、イスピン、クロエ、ルシアン、イソレット等おなじみのキャラが大勢出てくるのもうれしいところ2015/03/04
カフェオレ
0
イソレットと大陸へ2人旅。この2人の距離感が絶妙で良い!甘えるだけではなく戦士としてお互いを尊重してるとことかとても10代とは思えない。ボリスは今まで生き残るために逃げることが多かったが人として戦士として成長し、またイソレットと共に歩むため逃げずに戦う道を選んでいく。ほんとにかっこいいね! シルバースカル大会はファンジーの王道である剣士の大会って事もありかなりワクワクしページを捲る手が止まらなかったw 2013/08/03
薄荷飴
0
ウィンタラーが引き起こす殺意の衝動に抗いながらもボリスはイソレットと共に大陸へ。大会の描写もなかなかに熱く、楽しめました。ボリス、強くなりましたね。やっぱり今回も続きが気になります。2011/08/10